天使が見た夢 LA VIE REVEE DES ANGES



tensi



はやくに目が覚めたから、ティ・オレ飲みながら、DVDでのんびり。
これは何度も見てるけど、時々なんとなく見たくなる。
すごく繊細な、でも濃ゆい空気の、フランスっぽさがすき。



自由で、ふらふらと野良猫のように暮らしているイザは
病院で眠り続ける知らない子に話しかけることで、自分の安定を得る。
華やかでいつも反抗期、いまどきの女の子マリーは
自分の求める気持ちと現実の違いに、少しずつバランスをくずしていく。
ふたりの反対な性質の女の子が
出会って、重なって、恋をして、すれ違って、静かに流れて…



イザの大きくてまっすぐな目も、切れた眉毛もキュートだし、
マリーの、良くも悪くも!な女の子っぽさがもどかしい。

ふたりの不安定さとか、あやうさが、見ていてツライ。

でも、それがそのまま伝わってくるのがすごいと思う。


LASTはなんだか、

ひとりだけ ポツン と置いてけぼりにされたようなキモチになる。

切ないって言うか、胸にイタイ…


最初のほうで出てくる、イザが雑誌の切抜きで作ったPostCard。

なんか外国っぽいラフさがよかった。

マネしてみよーと。


こういう映画には、やっぱりフランス語のこもった音っていいなぁ。
もしゃもしゃもしゃ・・~ボン?(ボンだかなんだか知らないけど) って
つぶやくイザの声のあたたかさとか、マリーの少し湿ったような苛立ちとか。
ちょっと日本語にも通じる雰囲気みたいのがあるような。