素晴らしい映画を観ました



ジェシカ・タンディ
モーガン・フリーマン

1989年の映画です

主演のジェシカ・タンディは
今作品で最高齢の主演女優賞を獲得しました




舞台は1949年
頑なに年老いたユダヤの裕福な老女と
黒人運転手の長きにわたる関わり

何物にも換えがたい友情が育まれていくさま

アメリカ南部の黒人差別
そしてユダヤ人差別

人種差別や老後の暮らしなど
重いテーマを扱っていながら

軽快な明るいテーマ曲が
人生ってそんなものだよと
あくまでさらりと軽く観せてくれる

だいぶ前に録画したままだったこの映画

両親も80代となり自分も気づけば50代

この年になって観ることができて
本当によかった

年を取るって怖いこと

老いて醜くなり、
楽しい事なんてどんどんなくなっていく




そんなふうに思いがちだけれど
決してそればかりではない

人生で得る美しいものは
決して特別なことではなく
誰にでもどこにでもあるような

身近な家族や友達、
自分の生きてきた普通の日々

そんな1日1日の繰り返しが
年老いてなお残る
ちょっとしたユーモアだったり

体も頭も動かなくなっていっても
その時なにが自分に残っているかは
今を生きる自分次第…なんですよね

この映画、
50代以上の方には特にお勧めしたいです

私も録画を消さずに
いつまでも残しておきたいと思いますニコニコ



若かりしジェシカ・タンディ



 


観るべき映画です


 



 こちらにも出演されています

観たような気もする…


 


構えず自然に年を取って行けばいいんだな
どこの誰にも等しく時は流れるのだから

そんなふうに身軽になれる気がしました

決して美化せず
まあこうなるんだろうな真顔

なんですが
それがいっそ清々しいの

今も胸に温かさが残る素晴らしい作品でした