三連休明け早々に出張の夫
たっぷりのひとり時間には読書が一番




大好きな江國香織さんの新刊を読了

大好きな理由
なんと言っても読んでいるあいだ
誰にでもなれるし、誰とでも友達


理枝さん、民子さん、早希さん
3人は同級生
現在50代
同世代に激しく共感するは言わずもがな


離婚歴のある恋愛体質なキャリアウーマンの
理枝さんは、ちょっと…だいぶ破天荒
なんでも思い通りに進めるから弟のお嫁さんとはお互い苦手な関係

作家で一度も結婚せず母と二人暮らしの民子さん
昔の彼とは老夫婦のような友達関係
高齢の母にはついつい口出しもしてしまう

専業主婦で二人の男の子(と言ってももう子供じゃない)をもつ早希さんはほぼ家の中
長男が結婚するってまだ早いし喜べない

民子の母、薫さんは80才
亡くなった親友の娘まどかちゃんは20代だし
理枝さんの愛する甥っ子朔くんの彼女あいりちゃんは女子高生

…に関わらず、どの登場人物にも瞬時になれてしまうところが驚異なのである
 
80代の薫さんになって、
怖くなってしまう諸々の事も経験するし
娘に(過剰に)心配されて憤慨もするし

20代のまどかさんになれば、結婚に煮え切らない
彼に結局ふられて、でもなんか久々に解放感だし

理枝さんが葉山に家を買えばワクワクしちゃう

それほど特別なことは何も起こらず
ダラダラと日々は過ぎていくのだけれど
それこそが人生、それこそがリアル

だから夢中になってページを繰るというよりは
どれどれと友達のグループラインをチェックしにいくような、そんな読書体験を楽しめます

夫が帰らない夜は時間がありすぎて
逆についダラダラしちゃう💦

そろそろお風呂に入って寝る支度をしなくちゃって思っても、投稿したら多分スマホゲームをやっちゃうな不安