前回の続きです↑



その日から本格的な子育てが始まりました。

毎日朝は5時から、8時、11時、14時
17時、20時、23時、2時
とミルクをやらなければなりません。
朝と夜の時間帯は
代車の中に懐中電灯を持って入り
1匹ずつシリンジでミルクをやっていきます。
昼から夕方にかけては
仕事場の事務所に子猫たちを連れていき
そこでミルクをやりました。


(画像はお借りしました汗


2.5mlのシリンジにミルクを入れたものを

ナイロン袋に作って入れます。

そしてボールにお湯を入れて

人肌以下に冷めないように用意しておき
1匹ずつ口の端の方から 
少しずつ流し入れました。



最初の3日間ほどは
なかなかミルクを飲もうとせず
無理やり口に入れることが続きました。
でも子供たちも手伝ってくれて
最初は1回1時間ほどかかっていたのが
少しずつ上手に飲ませられるように

なっていきました。





このままミルクをどんどん飲んで
大きくなって欲しいと思っていた矢先
白いシャム系の1匹が
急にミルクを全く飲まなくなりました。

そしてその子は同時に

下痢症状も始まりました滝汗




次の日病院に連れていくと

ミルクが今まで飲んでいたものと違うので

下痢をし始めたのかも知れないと言うことでした。

でも何だかとても嫌な予感がしました。

食欲だけはある子だったので

何かがしんどくて飲めないのではないか

と思ったからです。




そこからはその子との根気比べのようでした。

なかなか口を開けてくれず

シリンジを口に入れてミルクを出しても

吐き出してしまうのです。

嫌がると分かっているけど

口の奥までシリンジを入れて

アゴをもちあげ

強制的にミルクを入れていきました。




それから4日ほどは毎日病院に通いました。

赤ちゃん猫の下痢は死に関わるそうで

点滴を毎日打ってもらいました。

最初は200グラムあった体重が

180、160、150と減り続けました。

看護師さんや獣医の先生も

色々と手を尽くしてくれていたのですが


『4匹いたらどうしても弱くて

育たない子が1匹くらいはいるよ。

こんなに小さい子達だからしょうがない。

何があっても自分のせいだと思ったらダメだよ。』




先生は私を励まそうとして

言ってくれた言葉でしたが

私には死の宣告に聞こえました。

ああ…沢山の経験をしている先生が

もう無理だと思っているんだ…。

か細い声で泣き続けるこの子がかわいそうで

毎日泣いていた私でしたが

絶対に諦めたくありませんでした。




私は仕事中はずっとこの子をタオルに包み

エネルギーワークやヒーリングを

かけ続けました。

他の子より1度に沢山飲めない分

ミルクの飲む回数も増やして

様子を見ることにしました。




そして朝晩に代車で育てるというのも

猫達の体調に負担をかけてしまうことから

しばらく2階の次女の部屋を

猫部屋にすることに。

これがかなり私にとっては良い選択でしたおねがい

汚れた毛布を変えたり

トイレのお世話をするのに

都合が良かったからです照れ




すると下痢をし始めてから6日目の朝

部屋に入ると

他の猫たちと一緒にミルクを欲しがって

大きな声で鳴くこの子の姿がありましたおねがい

もう嬉しくて嬉しくて…えーん

号泣しながらミルクを飲ませました。

グビグビとミルクを飲み

今までの最高記録の7.5mlを飲んでくれたのを

今でも覚えています爆笑