TRIO展の続き〜。
中学生の頃、不思議な世界の絵を描くのが好きでした。
モチーフはいろいろ。階段だったり、扉や窓だったり。
不思議な絵って、どんな意味なんだろうと考えるのが楽しいんですよね。
大阪中之島美術館所蔵の『レディ・メイドの花束/ルネ・マグリット』(1957年)
パリ市立近大美術館所蔵の『夢/マルク・シャガール』(1927年)
うさぎの色といい、背に乗った女性の自由さといい⋯満月?の位置も絵をひっくり返してみると、さもありなん的な位置に変わります。
大阪中之島美術館所蔵の『幽霊と幻影/サルバドール・ダリ』(1934年)
タイトルを見ずに作品だけ観ると、その表現にゾッとしました。
どんなタイトルなんだ?と見たら⋯ああ、やっぱり怖い。
パリ市立近大美術館所蔵の『慰めのアンティゴ/ジョルジョ・デ・キリコ』(1973年)
じつはこの2日後に、神戸市立博物館で『デ・キリコ展』を観るきっかけになった作品です。
前回『テルマエ展』を観に行った際に、次は『デ・キリコ展』をすると知ったのですが、あまり観たいとは思わなかったんですよね。
不思議な絵は好きですが、好みではありませんでした。
しかし、実際に観てみると⋯そちらはまたの機会に。
大阪中之島美術館所蔵の『眠れるミューズ/コンスタンティン・ブランクーシ』(1910-1911年頃)
ゲッ!生首!⋯お土産売り場で、この作品のクッション?が販売されていました。
もし購入したとして、うちの飼い猫が乗っかったり、齧ったりするのを見るのもねぇ。
東京国立近代美術館所蔵の『麗子肖像(麗子五歳之像)/岸田劉生』(1918年)
『麗子微笑』(麗子像シリーズ)はインパクトがありますよね。この麗子さんは初めて観ました。
最初の油絵で、8月下旬から描かれ、10月8日に描きあげたそうです。
野性味があって、麗子シリーズの中で一番好きですね。
8月下旬に着手されたということで、日に焼けた顔が特徴的。
五歳児らしく、肉々しいのもいい。
ところで、岸田劉生氏の愛娘である岸田麗子さんのその後が気になります。
その後は、麗子さんも画家になられたようです。麗子さんの娘さんも油絵画家になられたのだとか。
麗子さんが15歳の時に岸田劉生氏が亡くなりましたが、『麗子十六歳之像』という作品があります。
女優さんだった時期もあるので、お美しかったのでしょうね。
48歳で亡くなられていますし⋯美人薄命!
アイタタタ
(他の麗子像にも逢ってみたいものです)