

『名勝 徳佐(櫻)』と、刻まれています。
左側面には、『史蹟名称天然記念物保存法二依リ 昭和九年十二月文部大臣指定』と刻まれていました。
昭和9年といえば、1934年。もう90年近く前に建てられた碑になるわけですね。
この日はわりと早く参ったつもりでしたが、やはり休日。かなりの参拝客がいらっしゃいましたので、参道を撮影するタイミングが難しかったです。
a.m. 9:10
それにしても、美しい
午前中だと一ノ鳥居が逆光になりますが、桜の花が美しければヨシ。
しだれとる、しだれとる。
この徳佐八幡宮のしだれ桜、文化遺産オンラインというサイトには、このように紹介されていました。
解説
山口市北東部の阿東徳佐地区に所在する徳佐八幡宮の参道の両側には、枝垂れ桜を中心とする桜並木がある。徳佐八幡宮が現在の地に遷されたのは17世紀後半で、桜並木は文政8(1825)年に当時庄屋であった椿正直が主導し、エドヒガンとシダレザクラの苗木を大阪から取り寄せて植えたのがはじまりと伝わる。大正期には名所として広く知られ、地元で保護組織が結成された。戦時中に一部が荒廃し、戦後間もない頃には枯損木の跡にソメイヨシノが植えられたりしたものの、その後エドヒガンやシダレザクラ系統個体の補植、並木の個体に由来する苗の育成など、地域の人々の長年の努力により往時のシダレザクラを中心とする風致景観への復旧が図られてきた。
徳佐八幡宮の参道は延長370m、幅約6mで、現在その両側に52本ずつ、合計104本の桜が植わっており、そのうちの77本が枝垂れ桜の系統である。枝垂れ桜を中心とする並木は珍しく、毎年春の開花時には多くの人々が訪れる。
花のほかにも、新緑、夏の緑陰、秋の葉の色づき、雪の中で来るべき春を待つ冬の姿がまとまりある一つの風致景観を形成する。その鑑賞上の価値は高く、名勝に指定して保護を図るものである。
なるほど。エドヒガンという桜の名前は初めて知りました。
エドヒガン=ウバザクラ。『淡墨桜』もエドヒガン(ウバザクラ)。宇野千代さんを思い出しますね。
県道9号線を跨いで二ノ鳥居が見えます。
正面右側に横断歩道がありますので、車道を横切るのはお止めください。
お行儀よく進みましょう。
370mの参道を進むのに、こんなにテンションが上がりっぱなしだと疲れてきます。贅沢な疲れ…
見上げると、いろんな桜の花の色があることに気付かされます。
これは、面白い
背が高いのが特徴ですね。
参拝後、一際目立つ桜の木があったので近付いてみました。
