昨年の9月に、光市室積の観光ガイドに参加したRieruです

沿岸部には『みたらい公園』があり、そこにいくつかの歌碑がありました。
『瞳』
いのちをみつめて
うたをこぼせ
なみだではない
うたをこぼすんだ
ひとみよ
丸岡忠雄
丸岡忠雄について
昭和4(1929)年光市浅江に生まれる。
浅江小学校から県立光中学校、熊本陸軍幼年学校に進み、終戦後国立宮崎高等農林学校で学ぶ。
18歳頃から詩作を始める。
健康を害し療養生活を続けながら詩作に精進し、21歳で詩誌『駱駝』創刊同人となる。
27歳で終生の事業・印刷業を起こす。その傍ら詩業にも励み、『ト短調』など5編の詩集を出す。
部落問題解決にも心血を注ぎ、広く同和教育の重鎮として指導的役割を担い続けた。
資性温厚、心志清堅、いつも生きとし生きるものを愛さずにはおれない誠実の人であった。
昭和60(1985)年 56歳で生誕の地に眠る。
『つばめ』
丸岡忠雄
つばめが
今年もまた
柱時計の上に巣をこしらえた
時計はもとより
畳の上まで汚してしまうけど
どうしても
追い出す気にはなれない
旅を終えたつばめには
この古ぼけた時計の上も
かげがえのないふるさと
巣を受ける台もつくってやろう
少し位風が強い日でも
窓を少し開けておこう
•••なんか涙が出そうになりますね。
“生きとし生けるものを愛さずにはいられない”、まさにそんな人柄を思わせる詩でした。
その後歩いて行くと、右側に巨大な樽が。
本当に大きい!
人ひとり、頭まですっぽり隠れるぐらいの高さもあります。
こんな場所にも樽がありましたよ。
え•••サウナ?寄りたい、絶対に入りたい!
•••冷水には絶対に入りたくないけど。
アイタタタ
(昔使われていた醤油か酒樽のようですね)