『美術館通り』には、戦艦大和のデザインマンホールの蓋があり、これを目的に訪れる観光客も少なくないとか。
その近くにあった、例の『戦艦大和の一生』をデザインマンホールの蓋は、大和を真上から見たような感じ。
行きは寄れませんでしたが、帰りにお邪魔出来たので直に拝見する事が出来ました。もちろん、レプリカですが。そこにあった説明には、このように書かれていました。
秋の草花やドングリ、イガグリをあしらったデザイン。長官官舎洋館部食堂の壁画に使われている金唐紙「入船の森」は、紙の博物館における調査の段階でも見本や版木棒が見つかりませんでした。そのため、修復は、長官官舎で発見された図柄を元に版木棒から復元し、金唐紙を制作しました。その際、図柄の名前がなかったこの金唐紙に、復元をした上田氏によって「入船の森」という名前が与えられました。
近年、イギリス王立研究所の講堂において、同様の図柄の壁紙が発見されました。イギリスにおいて発見された金唐紙には、日本製であることを示す刻印が発見されたこと、また、会社名(R&Co.、もしくはB&Co.)を記した刻印も発見されました。イギリスの「入船の森」には彩色がなく、金色をしたものでした。王立研究所では、この金唐紙を平成17〜20(2005〜2008)年にわたり修復。現在も同じ場所で公開されています。
え!イギリスに輸出していたということですか!
時期は、もちろん戦前でしょうが、大正?昭和初期?
明治22(1889)年に建造されたので、もしかして明治時代には?
大変興味深いですね。
このタイプのマンホールの蓋のデザインは3枚あり、こちらが2枚目になります。
そして、3枚目には『菊水一号作戦 昭和20(1945)4月 金唐紙 草花と昆虫』と、ありました。
そして戦艦大和をデザインしたマンホールの蓋は、他にもあるらしいとのこと。
おっ、ありました!『大和のふるさと くれ』。
もう1枚ありました。『大和よ 永遠に』。
『美術館通り』にあったマンホールの蓋と同じ頃に設置されたようですね。
『大和ミュージアム』付近にも、2枚あるようです。今回は行かなかったので、またの機会に。
最後に、十字模様のものを。
記事を書き終えて一息ついているところですが(一息つくほどのものでもない・・・)、映画『この世界の片隅に』のデザインマンホールの蓋が無いことに気が付きました。
すずさん:「そりゃあ、無理よね!呉を舞台にした映画(邦画含む)は、ようけあるんじゃけぇ。うちらのだけを採用されちゃあ、悪いし・・・ほいでも、もし全部の映画をデザインマンホールの蓋にしたら、呉中のマンホールの蓋が大変な事になるねぇ。」
・・・ああ、『呉氏』の事をを忘れていました!彼なんてデザインマンホールの蓋に向いているんないですかね?
爽やかな青色系ですし、何より『クレ』バーで、『クレ』イジーですよ?
すずさん:「あがぁな、いなげな者(もん)が流行っとる?とはねぇ・・・呉も、随分変わってしもうたねぇ。」
アイタタタ
(個人的には2種類とも見てみたい!)