山口の神社仏閣★宗隣寺 龍心庭編 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。




この土日、山口県は雨予報らしくお出かけが出来ないRieruです★

…来週末も曇りか雨の予報らしい。


イテテ


(あくまで予報)


けれど桜雨も乙なもの…なんて考えている女は、先日宇部市にある宗隣寺へ参りました。

こちらには有名な国指定名勝である庭園、『龍心庭』があります。


300円で見学出来るので、さぞや凄いお庭に違いありません!

ワァ、綺麗なお庭キラキラ


しかし、こちらは龍心庭ではありません。

全景は撮影出来ませんでしたが、こちらが龍心庭になります。


池の中にポツポツと立っている石は『夜泊石(よどまりいし)』と呼ばれ、興味深い配置になっていました。


山門近くに設置されていた庭園についての説明板には、このように書かれています。

国指定 名勝         宗隣寺

   宗隣寺庭園は、臨済宗宗隣寺の方丈の北側にあり。書院に面する築山泉水庭で、竜心庭と称している。
   南面する丘陵に立石をおいて中心石とし、脚下にソテツを群植し、その下に池に向かって枯滝を組んでいる。池中に八個の中型の立石を二条の夜泊石風に配置して特有の意匠を作りだしている。全体として均整のとれた構成をもち、その景観は立体的である。
   また、池の浅瀬は干潟様(ひがたよう)と称し、古庭園では岩手県にある毛越寺(もうつうじ)と当寺のみに現存する我庭庭園史上学術上貴重な遺構である。
   宗隣寺は寛文10(1670)年に領主 福原広俊が亡き父 元俊の菩提のため、荒廃していた普済寺の地に開創したといわれ、庭も普済寺の池庭を改修整備したものと推測される。
  したがって、その原型は南北朝時代までさかのぼることになるが、当時の寺院の書院庭園としての様式を良く保存している優秀な庭園である。

昭和58年12月
文部省


…え?文部省!(←反応せんでも)


ガイドさんに岩手県にある毛超寺の干潟様の写真を見せていただきました。


一部、潮が引いたような場所がありますね。

龍心庭には、このような形の干潟様があります。


夜泊石も干潟様も、お寺が荒廃していたために庭が埋もれ、皮肉にも保存状態が良かったことが、功を奏したのですね。
また、それに気付いて復元された方々も凄い!(ガイドさんにその方のお名前を伺ったけど忘れました…)

龍心庭には巨木があり、最初は桜の木かな?と思ったのですが、これはモミジの木でした。秋には美しい紅葉を見せてくれるのでしょうもみじ

この木の元に苔に覆われた石がありますが、ここに座して山側にある石を見るのだそうです。(←詳しくは忘れました)



あの石ですか。なにか霊力が宿っているのですかね。

石…石といば、山門近くに阿波野青畝(あわのせいほ)の句碑がありました。


『夜泊石を』…等、よく読めなかったので、後日調べました。


鶺鴒は  夜泊石を  教へけり

青畝


鶺鴒(セキレイ)は秋の季語なんですね。そして広島県ではセキレイは神の鳥と称していたそうです。

…え?広島県には30年間住んでいたにも関わらず、初めて知ったんですけど?


アイタタタ



(地元あるある)