シン【16】古地図を片手に小串(宇部市)を歩こう!『前編』 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。



先日、『古地図を片手にまちを歩こう』のイベントで、宇部市の小串を歩いたRieruです★

このイベントで宇部市を歩いたのは、2017年の秋でした。


琴崎八幡宮周辺を歩いたので、この時は車で宇部市に行ったのが懐かしいです。
今回は宇部新川駅集合なので、私的には非常に助かりました。
前回の『ふるさとコンパニオンの会』さんのメンバーの人数には驚きましたが、参加者11名のところスタッフさんが(多分)5名もいらっしゃったことに再び驚きました。しかも全員女性!

△ 許可をいただき、撮影させていただきました

シン・16 小串

    ある日忽然と現れた砂嘴(さし)と入海の痕跡を探してブラ散策
   慶長国絵図にも描かれている“犬の尻尾のような砂嘴”と陸地との間の入海は、開作などによってお米がとれる土地にたりました。また市内の中心を流れる宇部本川(現・真締川)も、砂の丘に阻まれ増水すると氾濫していましたが、川の流れを変えることで作物がとれるようになりました。古地図で確かめながら歩いてみましょう。


    実施日
    2020年10月〜2021年3月までの第2日曜

     予約
     3日前までに要予約

     料金
     ガイド料無料、宗隣寺龍心庭(国の名勝)拝観料300円が必要

     集合場所
     JR宇部新川駅前

     開始時間
     9時20分

     所要時間
    3時間20分

     コース
     黄幡(おうばん)内唐戸・外唐戸宇部本川(真締川…まじめがわ)宗隣寺庚申塚小串(滑坂の)地蔵尊下条地蔵尊鵜の島開作樋門跡鵜ノ島〈約6.5km/3時間20分〉
     
    問い合わせ先
    宇部市観光・グローバル推進課


今回も2グループに別れてのまち歩きになります。
早歩きグループと、ぼちぼちグループ…午後から単独で小野田を歩く予定なので、体力をセーブしながらぼちぼちグループで行こ〜と思ったのですが、宗隣寺の庭の見学は割愛ということで諦めて早歩きグループに。
スタートする前にラジオ体操を全員で行いました。宇部弁?バージョンので。
駅の藤棚近くで行ったのですが、ガッツリやりましたよ!すっかり身体が温まりました。

さて。『嶋』です…そう、島!この当たりは島で、名前の通り周辺は海!


知ってはいても、地図で説明されると実感が湧きます。

この小串のリーフレットには、このように書かれていました。


かつてこの辺りは入海で、島が三つ(島・黄幡の島・鵜ノ島)あった。ここはその一つ。現在は住宅地。宇部を代表する海底炭鉱『沖ノ山炭鉱』の頭取を務めた実業家で、まちづくりにも寄与し、『宇部の神様』と慕われた渡辺祐策(わたなべすけさく)翁(1864-1934年)の生家もある。

ほ〜、渡辺祐策翁の生家ですか。


どうみてもこの辺りは高級住宅地…

あら、なんか変わった道ですね。古そうな石が並べられています。

こちら、渡辺翁が乗った人力車の車輪がぬかるんだ道に影響を受けないようにと施されたものの名残りでした。人力車を引く方の足は泥だらけになったでしょうが、この石のお陰で車は軽やかだったのでは?


道路脇に面白い凹みを見つけました。(正確にはガイドさんに教えていただきました)



人力車が通る際に歩行人が避けることが出来るスペースなのだそうです。へぇ〜。


島…



島相談役〜!(←コラ!)

次に黄幡山へ。こちらも、元島だそうです。。


この山は桜の名所らしく、満開の頃はそれはそれは美しいようですよ。

こちらには、黄幡の神(牛馬の神)と鵜ノ島開作の守護神『鵜ノ島神社』を合祀した黄幡神社がありました。


公園の一角にある、珍しい神社です。

『内唐戸・外唐戸』へ移動しました。

道?だけですが、新川小学校前です。


こちらの水路を挟んで、内唐戸と外唐戸という地名が付いているようです。唐戸は海浜に面した水門のことで、潮の侵入を防ぐ戸があったのですね。


この下には、今でも水路が。


なるほど、西小串の辺り…

その後宇部本川(真締川)沿いをを右手に進むと、左手に宗隣寺が。


こちらは福原広俊の父 元俊の菩提を弔うために建立されたそうです。(詳細はまたいつか←本当に?)


福原家の家紋にキュン☆

そしてこちらのお庭は県内最古なのだとか。


池には『夜泊石』と呼ばれる石が立っています。


珍しいものだそうで、興味深かったです。さぞや昔から大事にされていたのでしょう。(『干潟様(ひがたよう)』はまたの機会に)

…結構な年月、“埋もれていて”いたおかげでそのまま残っていたそうです。


アイタタタ


(なんてラッキー?な!)