大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第31話(トップ・オブ・ザ・ワールド)を観たっちゃ! | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。



あるSNSでは、『いいね!』を試験的に表示しない試みをされているということを知り、そりゃあ『いいね!』と思ったRieruです★

かわりに『イマイチ』とか『イミフ』とかのボタンを付けてみてはどうでしょうか?

・・・アナタ、『いいね!』の数よりそっちの方が上回りそうね。


イテテ


(気にしない、気にしないm(_ _)m)

記事の内容によっては『ガンバレ』とか『ドンマイ』のボタンが欲しいと切に願う女は、大河ドラマ 『いだてん』の第31話 トップ・オブ・ザワールドを観ました。

いよいよ迎えた8月8日。ついに女子200m平泳ぎ決勝が行われます!
廻船問屋の旦那んさんとして熊本で暮らしていた金栗四三さんも、ロサンゼルスオリンピックの実感放送を聴き漏らさないよう、ラジオのラッパにかじり付いてスタンバイOK☆
(現地時間の午後7〜8時までの放送なので日本時間だと正午〜午後1時に放送されていました)

まだ前畑選手がプールに入場する前から、テンションMAXな まーちゃん!
肝心の前畑選手はというと、選手控室で緊張の余り、プチパニックに。


友人らに励まされ、プールに向かいます。
友人から「どうしてもあがりそうな時は、まーちゃんの顔を見て。カッパのまーちゃんが、きゅうり食べてるとこ、想像して。」

・・・うふふ♪
想像したので緊張が吹き飛びました

日系人のナオミさんも観客席で見守る中、ついにスタート!
8名による戦いでしたが、前畑選手自身は6位には入賞しよう!と内心思っていたようです。


私もクロールより平泳ぎが得意で、つい手に汗握りましたよ!

・・・クーラーつけたら?


イテテ


前畑選手を演じた上白石萌歌さんは、初めて体からの役作りに挑戦され、専門家の指導のもと、食事と筋トレで7kgも増量したそうです。

素晴らしい女優魂!

結果2着、銀メダル!女子水泳会に初のメダルをもたらしたのでした♪


1着のデニス(オーストラリア)とは、なんと0.1秒差!

ナオミさんの表情も、今まで見たことがないぐらい嬉しそうです。


特に“女子”選手の活躍、というのが胸に響いたんですね。

前畑選手:「私は、夢遊病者のように、何が何だか分からんかった。今思い出しても、私の力で泳いだとは思えない。きっと神さまが助けてくださったのです。私の胸は、嬉しさでいっぱいでした。」


ラジオに向かって彼女を労う四三さん。

河西アナの実感放送ぶりを、まーちゃんが褒めますが、本人は納得していません。
次は“実況放送”をやらせてください、と前畑選手に語ります。


前畑選手:「つ、次?」

前畑選手はベルリンオリンピックには出るつもりはありませんでしたので、面食らったようです。

良い意味で面食らったのは、4日後に行われた厳しいと言われていた背泳ぎ男子100m決勝。
蓋を開けたら、なんと1位(清川正二)、2位(入江稔夫)、3位(河津憲太郎)を独占!

△ 別の資料では、ちゃんとした凸型の表彰台を見ることができますが、この型になったのはロスオリが初めて☆

岸さん:「・・・嘉納さん、日の丸が3つもぉ〜・・・」

治五郎先生:「泣くな!見苦しい。しっかり立ちたまえ。」

岸さん:「東京で、これをやったら、感慨もひとしおでしょうなぁ。」

観客席から自然に『君が代』が。感極まった日系人が歌っています。君が代を静かに優しく歌うと、子守り歌のように聴こえてくるのは私だけでしょうか。

治五郎先生:「見たまえ、あの嬉しそうな顔を。普段、この国で肩身の狭い思いをしている彼らにとって、これほどの贈り物はない。よくやった、田畑。」

そう言っていた治五郎先生は、各国のIOC委員らが集まって水泳競技のフィルムを談笑しながら観ていた時に、ラトゥール会長から「なぜ日本の水泳は急に強くなったのか?」と尋ねられ、400年前から続く伝統的な泳法があるからだ、と答えます。
人と競走するのではなく、自己の泳ぎの技を追求して水と一体となる・・・会長は日本泳法に興味津々で、是非見せて欲しいとお願いしたところ、まーちゃんらに何も相談せずにOKしちゃったから、さぁ大変!日本泳法をエキシビション(閉会セレモニー)で披露することが、急遽決まってしまいました。

まーちゃん:「迷惑ジジイめ、余計なことを〜・・・」

嫌がるまーちゃんの態度とは裏腹に、周りのメンバーは見(魅)せる気満々!
カクさんなんか服を脱いで、引き締まった(?)身体を皆に見せます。
実際にカクさん役の皆川猿時さんは、20kg痩せたのだとか。

まーちゃん:「あ、医者に止められとるんだ。死ぬよ?死んでもいいのかな?」


勝っちゃん:「まさか・・・泳げんのとちゃいます?」

泳げない疑惑を晴らすため、結局参加する方向へ。どうなる、まーちゃん!

その後 男子1500m自由形で金(北村久寿雄)、銀(牧野正蔵)メダルを獲得、最終種目の200m平泳ぎでは、小池選手が金メダルを期待される中、なんと老体に鞭打って泳いだツルさんが、まさかの金メダル!(小池選手は銀メダルを獲得)

やったー!

△ 服を着たままプールに飛び込んだ勝っちゃんに祝福されるツルさん

2大会連続で金メダルを獲得した選手は、北島康介選手まで出て来ません。
そのぐらいの偉業達成に、実感放送も当然盛り上がります!

ツルさん:「小池君を助けて、一等にすっとが、私の役目でしたが・・・ええ、じつを言うと、1日1本だけ、彼に勝つ気で本気で泳ぎました。じゃけど、一度も勝てんかった。


今日は、小池君が年寄りに気を使ってくれたんでしょう。」

ニヤリとした小池君の清々しいこと。


まさに水泳競技で世界を制した日本。


男子は6種目のうち5種目で金!メダルの総数は、12個にもなりました。

そして待ちに待ったエキシビション!


若い選手たちは日本泳法を習ったことがないので、泳ぐメンバーは年齢が高め。

さぁ、ついに日本泳法を披露する瞬間が来ましたよ!
両手首を後ろで縛り、ついでに両足首も縛ったうえで後からプールに押され、ドボン☆
信じられない光景を見て、悲鳴を上げる観客たち。
『手足(しゅそく)がらみ』と呼ばれる日本泳法で器用にウネウネと泳ぐから、観客は拍手喝采!
続いて『いな飛び』に『大抜手(おおぬきて)』、『片抜手一重伸(かたぬきてひとえのし)』を披露。
これには勝っちゃん、ツルさん、まーちゃんの3人で泳ぐことに。


てか、クロールじゃん!
てか、普通に泳げてる!

そしてお約束、プールサイドからカクさんに落とされるまーちゃん。
フィナーレは『水書(すいしょ)』で、立ち泳ぎしながら墨を付けた筆を持ち、木の板に貼り付けた紙に字を書くものです。9人がそれぞれ書いた紙を観客席に順番に見せていくと、子の日一番の大歓声が!

Xth  O  L  Y  M  P  I  A  D  

第10回オリンピック競技大会!

ハイになった各国の選手らが、プールに飛び込みます!
そこへドラマティックな打ち上げ花火が、夜空を彩ります 花火


まーちゃん:「オリンピック最高ぉー!」

世界恐慌のあおりを受けての開催でしたが、オリンピック史上初めて黒字になったロスオリ。

そして“祭り”の後は、どこかもの寂(悲)しいんですよね。
実感放送が大変な人気を博した河西アナや松内アナは、この後ヨーロッパ視察旅行へ。さらにリットン調査団の報告書も気になるそうで。
暗い時代の足音は確実に聞こえてきていますね。


例の守衛さんに意味は“たわごと”だと伝えた『一種目モ失フナ』ペーパーを外し、それを彼に渡したまーちゃんは、選手村を後にしました。
元々下には看板があり、それを守衛さんが読み上げます。

オリンピックにおいて大切なことは勝つことではなく参加することである        
人生において大切なのは勝つことではなく努力すること  征服することではなく  よく戦うことだ

                                    クーベルタン


日本選手団は8月15日に、リトル・トーキョーで日系人の皆さんに見送られました。
史実では、『ビルチモア・ホテル』で、選手祝賀会兼送別会があったそうです。
手作りの日の丸の旗を振られ、ここでもお祭りのように盛り上がっています。
と、その時!選手団一行(まーちゃんやカクさん)が乗ったバスの前に、1人の男性が飛び出しました。
両手を広げてバスを止めたのは日系人の老人で、近くにいたナオミさんが言うには、おじいさんはどうしてもお礼が言いたいのだという。


おじいさん:「ありがとう、総監督どの。私は今日、白人から話かけられ、なんと言われたと思います?」

まーちゃん:「・・・さあ?」

おじいさん:「Japanese swimmers are very wonderful!!(日本の選手は素晴らしい!)   congratulations!!(おめでとう!)」

まーちゃん:「な、なんだって?(←英語は苦手☆)」

おじいさん:「なんだっていいんです。話しかけられたことが重要なんですよ。私はねぇ、アメリカに来て27年になるが、こんなことは初めてです。白人が、私のこの手を取ってくれて。


congratulations、congratulations、congratulations・・・こんなに嬉しいことは、無いんですよ〜。」

おじいさんに手を強く握られてナオミさんに助けを求めるも、ナオミさんもまーちゃんに伝えたいことがあったようです。

ナオミさん:「Mr.カッパ、私謝ラナケレバナラナイ。“日本人、白人二勝テナイ、勝テルワケガナイ”。ソウ大人カラ言イ聞カセラレタ。日本ヲ祖国二持ッタ事、私タチ恨ンダ。」

彼ら彼女らは酷い迫害を受けてきたそうで、周りの日系の人々も思い出したように騒ぎ出します。
もちろん日本人や日系人が白人たちに酷いことをして、それの仕返しをされたわけではありません。
アメリカ本土への移民より先にハワイ移民が始まったわけですが、ハワイの契約移民の入国が禁止になり、日本から自由移民として渡米しました。
日本人は真面目なんですよね。お金を稼いで故郷に送る!というのが目的ですから。(中には稼いだお金を博打に使ってしまい・・・という人も)結果的にアメリカ社会の低層にいた人達の仕事を奪う形になり、経済的にも恵まれた日本人日系人が目立つと、面白くない!という人達も多かったようです。
そしてその後、アメリカ本土への移民も廃止(排日移民法)されましたが、うーん・・・黄禍論(黄色人種脅威論とも)が下地にあったんでしょうかね?
しかも今回、ここロサンゼルスの地で日本人が活躍しちゃったから、余計に差別意識に火が着いた白人もいたかもしれません。深層意識の奥底で・・・ああ、怖い。いや、怖い。

近くまで暗い時代がやって来ているわけですが、治五郎先生の提案に、そんな未来を知らない日系人の人々が歓喜の声を上げます。


治五郎先生:「皆さん!約束しましょう。東京で、オリンピックを開くことが出来た暁には、皆さんを招待しまーす!」

岸さん:「知らないぞぉ〜・・・(ニヤリ)」

治五郎先生:「次は、東京で逢いましょう!」




帰国した(次の日の早朝?)まーちゃんが向かったのは、職場である朝日新聞社でした。
無人でしたが、お土産の板チョコを適当にデスクにばら撒き、ふと気付けば気配を消していた菊枝嬢が。

号外に目を通すまーちゃん。何枚めかの号外に、大横田選手のものが。


急にど反省をするまーちゃんに、菊枝嬢が優しい口調で励まします。

菊枝嬢:「全部獲らなくて良かったと思います、私は。


全部獲なんて面白くないし、次の目標が無くなりますから。
1個残してきたのは、田畑さんの・・・なんというか・・・品格。そう、品格だと思います、私は。」

まーちゃん:「変な声。」←カクさんがいたら頭を叩かれたところ。

菊枝嬢:「え?」

まーちゃん:「そんな声だったっけ?君。いやいやいや、そもそも聞いたこと無かったよ、君の声は。えー・・・名前も忘れた〜。」←カクさんがいたら尻を蹴られたところ

菊枝嬢:「酒井です。酒井菊枝。」


まーちゃん:「酒井くん。・・・ありがとう。『品格』、そんな気がしてきた。」


そして後から出勤してきた職場の皆に「全部金を獲らなかったのは、『品格』ですよ〜☆」と言い、早速 菊枝嬢のネタをパクるまーちゃん。


アイタタタ


(次回は菊枝嬢がかけがえのない女性に・・・♡)