『 ポン、ポロポロポロリ〜ン･･･ポン、ポロポロポンペイィ〜、ファ〜 』という、お正月によく耳にする筝曲『 春の海 』の替え歌のCMがツボのRieruです ★
太字表記でお分かりのように、日本から約１万kmも離れているイタリアのナポリ近郊にあった古代都市、“ ポンペイ ” の名前が入っています。
年始くらいから、( 山口県だけ？) よくCMで流れるようになりました。
※地中海に面した南イタリアの小都市
※紀元79年、ヴェスヴィオ ( べスビオ ) 火山の噴火による火砕流によって埋もれました・・・その後 当時のままの姿があらわに！壁画も多く残されていました
そんなCMに
私 ( わたくし ) 、ここの美術館はお初です♪
椎さんと『 世界遺産 ポンペイの壁画展 』に行きたいね、観たいね、と話して約３ヶ月・・・
やっと訪ねることが出来たので、感動もひとしおです。
会期中 ( 3月26日まで ) に来れて本当に良かったー！
美術館前にあった看板の壁画の題名は『 赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス 』です。← あっ！“ 美白歴2000年 ” の！
題名とこの絵だけ見ると、「 女性っぽいのがヘラクレス？」「 赤ん坊ってのは、ヘラクレスの後ろにいる子ども？いや、赤ん坊っていうより幼児に見えるけど？」って思ってしまいますよね。
でもヘラクレスは、絵の右側でお尻出してるヒゲの男性です。
ヘラクレスはゼウス ( 神 ) とアルクメーネー ( 人間 ) との子 ( アルクメーネーを見初めたゼウスは彼女の旦那になりすまし、孕ませ・・・その次の日、本当の旦那と・・・結果アルクメーネーは双子を宿す
← こんなこと ありうるのか？ ) なので半神です。“ 赤ん坊のテレフォス ” の父がヘラクレスになります。
“ 発見する ” とありますが、神話的には邂逅したっけ？
イテテ
ってか、テゲアーのアレオス王は、ヘラクレスがテゲアーに来た時にもてなし、その酒に酔ったヘラクレスが、王の娘で女神官 ( この娘が産んだ子どもが、王の息子たちを殺すというお告げがあったために、王が神殿の女神官にした ) ・・・テレフォスの母である “ アウゲ ” を押し倒してアレしてコレしたために身籠った子がテレフォス・・・
ギリシャ神話って、この手のお話が多いッスよね
私、この手の話、苦手ですわぁ〜 ← カマトトぶらんでもよろし。
イテテ
で、出産後隠していたテレフォスが王 ( アウゲの父 ) に見つかり、テレフォスは山に捨てられたらしいです。
・・・それで鹿の乳を飲んでるんですね。
右側の鷲は、姿を変えた “ ゼウス ” 。
お孫さんが気になるんですね。
じゃあ、もしかしてこの女性は、テレフォスの母のアウゲさん？
アルカディア地方の擬人像 ( 女神 ) らしいです。
イテテ
( 背後にいた子どもはアルカディアの牧神 )
うーん・・・意外にドラマてんこ盛りな壁画じゃないですか。
他に描かれているライオンなどにも、それぞれ意味があるので、面白いです。
ちなみにこの壁画はポンペイから発掘されたものではなく、同じくヴェスヴィオ火山の火砕流で埋もれたエルコラーノ遺跡から見つかったものだそうです。
ポンペイの遺跡しか知らなかったので、ビックリ！
・・・とりあえず、美術館に入りましょ。
おおっ！
山口県立美術館は、天井が高いんですね！
窓も大きくて、庭の景色も楽しめるようです。
ハイハイ、早く入りましょ。
・・・うわぁ！
誰、誰？この２人は誰？
正解には、この左側の人は “ 人 ” ではないんですけど。
有名な半身半獣のケンタウロス族で、この方は『 ケイロン 』といい、
この壁画の題名は『 ケイロンによるアキレウスの教育 』となっているので、アキレウスにも教育を施していたようです。
ヘラクレスもアキレウスも共に “ 英雄 ” と呼ばれていますが調べたら、ヘラクレスはギリシャ神話、アキレウスは同じくギリシャ神話に登場するのですが、ホメーロスの叙事詩イーリアスの主人公になります。
ギリシャ神話好きさんには周知の事実の『 アキレス腱 』の人ですよね ☆
※赤ん坊の時に冥府の川スティクスに浸けられた際、不死身になったはず・・・が母はかかとを掴んでいたため、そこをパリスに弓で射られて後日お亡くなりに。
そんなケイロンとアキレウスの２ショットでテンションを上げ、いざ行かん、約2000年前の世界へ！ ← 大げさな
３連休の初日だったから、小中学生もチラホラ。
18歳以下はタダなんだそうです。
えっとぉ、私はこう見えて17歳・・・の倍以上年食 ( く ) ってます。
アイタタタ
( こんな顔の肉が垂れた17歳はいないと思います )
※ギリシャ神話はあまり詳しくないので、間違い等がありましてもツッコまないでください☆