長い人生の中で『 可愛い 』( お世辞 ) と言われたことのあるRieruです★
しかし、『美人』とは一度も言われたことはナイ。
『可愛い』というのも恐らく、『キモカワイイ』の部類かと。
そんなキモカワイイ私は、美容整形クリニックでもなく、エステでもビリーのブートキャンプでもない
柳井市にある『 湘江庵 (しょうこうあん)』を訪れました。
そう、あの般若姫が美味しい清水のお礼にと井戸の側に楊枝(長安の皇帝 明亭王からいただいた姥柳)を刺し、一晩のうちに柳井の木になったというあの伝説の場所です。
境内には
立派な柳 ( シダレヤナギ ) の木が!
約1400年も経っていますので、すでに5代目?え?計算合ってます?
イテテ
(1代の樹齢は約300年?)
木に近づいてよく見ると、アブラゼミやクマゼミが婚活中
小学生の頃、クマゼミは少数で、見つけただけで得意気になったものです。
だからこの歳でも見つけただけで嬉しかったりして。
井戸、発見☆
この井戸の水を飲めば『 美しくなれる 』という伝説の井戸らしいです。
プラスエックス…いや日本ではプラスアルファ、長寿も保てるそうで
これはぜひ、飲まねば!
『 龍神 』に因んで龍♪
真ん中のひしゃくを使いましょ。
…直に唇は付けられませんよね~!右手で掬って3くちも飲みました!
…思ったほど冷たくない。まさか!これはただの手水であって、井戸水ではナイ?
イテテ
(ゲホゲホゲホ・・・)
この井戸の中の水…こそ、『美くしくなれる』霊水が?
柵で囲まれていてそもそも水があるのかどうか確認出来ませんでした。
井戸の天井部分には木箱があり、中には『般若姫』らしき像 ( 人形?) がご安置されていましたので、やはり?
不完全燃焼のまま、4代目の柳の切り株を発見☆
中は空洞っぽいでしたが、太いですね!江戸中期に植え替えられたんだそうです。
昭和26年に今の場所に植樹され、54年の歳月を経て高さ5.2m、幹周り2.2mの大木になりました。平成17(2005)年に代替わりするまで井戸のそばに立っていたのですね。
その右隣には鬼瓦が。
ちょっとユニークですが、良い面構えです ★
『 修復前の 』と、書かれていたのでかなり古そうでした。
こちらには気になる石碑が。
うじょう か ひ
・゜* 野口 雨情 歌碑 * °・
春が来たやら 湘江庵の
井戸の柳の芽が伸びる
雨情
昭和15年、5月 柳井にて作詩された一節です。
大師山から日にいく度も
つ
誰が撞くやら鐘が鳴る
春が来たやら湘江庵の
井戸の柳の芽が伸びる
おいで柳井の天神祭 七日七夜は人の波
夏は琴石緑の風が 柳井町中にそよそよと
柳井名物わんわん寺と清狂草堂と般若寺
柳井川原の小石さえも
はなればなれに流される
出
柳井港で手をだしゃ届く
たよりやりたや大島へ
半紙に書かれた直筆をそのまま縮小して刻んでいます…って!
柵の中にあるので近くで見れず、ちょっと残念でした。
……ってか、雨情さんってどんな方?
イテテ
{明治15年5月 茨城で生まれる。
『青い眼の人形』『船頭小唄』
『波浮の港』など、2000余編もの
童謡を残す。
昭和20年1月 疎開先の宇都宮(栃木)で
63歳の生涯を閉じました。}
…………
(;´∀`)ほ、ほら!
うさぎ
♪ ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス~…
( 兎のダンス )
…………
こがねむし
♪ 黄金虫は~、金持ちだ~…
( 黄金虫 )
……!
♪ 赤い靴ぅ~履いてた~、女の子ぉ~
( 赤い靴 )
…!
♪ かぁ~ら~す~、なぜ鳴くの~…?
( 七つの子 )
!
♪ シャボン玉、とんだ~…
( シャボン玉 )
!!
馴染みのある童謡ですね。歳をかなり拾った今でもこれらの歌を聴くと少女時代に戻ります。
近くには字がよく見える歌碑が♪
さいかく
・°* 井原 西鶴 歌碑 *°・
あられ
丸雪ふる 今朝の嵐の 吹き落ちて
柳井の底に くだく玉水
元禄2(1689)年、全国の名所旧跡を詠んだ歌を集めて
いちもく たまぼこ
『 一目玉鉾 』という本の中にあったものです。
…あれ?そういえば、井原西鶴さんってどういう方でしたっけ?
{寛永19(1642)年、大阪 難波で生まれる。
江戸時代の浮世草子・人形浄瑠璃の作者
俳諧師でもある。
元禄6(1693)年8月、52歳で亡くなる。}
………
『 好色一代男 』!
了解 ★
イテテ
そういえば柳の木って、猫の爪を研ぐのに適してるのでしょうか?
個猫差があるので、試してみないと~☆
ミギー、ミギー!
ミギーは柳の木で爪、研いでみたい?
「 むにゃむにゃ…うーん…うるさいニャ~…つまりは美人になれる水を求めたのに、ぶっちゃけ、ただの水道水 ( 手水 ) を飲んじゃった話ニャったん? 」
アイタタタ
(だから柳の木で爪を研いでみたいかって?)
(だから柳の木で爪を研いでみたいかって?)