先生のあの笑顔が忘れられません。





息子と校舎へ向かう時に振り返ると、体育倉庫の前から、手を止めて、応援してくれているような、見守ってくれているような、優しいまなざしで、息子ではなく、私の方を見て、ずっと優しい笑顔で微笑んでくれていました。







その日は最初に、先生が私と息子に気付いた時も、嬉しそうな笑顔でこちらに向かってきてくれました。








今まで先生とは1年間関わってきたけど、そんな先生は初めてでした。








先生はいつもシャイでアッサリしていて、息子に対してはしっかりフォローしてくれますが、保護者である私に対しては、息子の様子など最低限の必要事項の確認の話をサッとするだけで、

そのあとはこちらが、「よろしくお願いします」と挨拶する隙もないくらいにサラッと別れる感じだったので、

その日の先生の笑顔に驚いたと同時に、胸があたたかくなりました。







「教師としての先生」の笑顔ではないように感じました。








担任じゃなくなったからこその笑顔だったのだと思います。








それでも正直、今でも先生のクラスになりたかったと思ってしまいますが、周りから見ていても先生との距離感が近づきすぎてしまっていたくらいだったので、たとえ手紙などを渡していなかったとしても、結局クラスは離されていたような気がしています。








先生のクラスだった時も、クラスが離れてしまったあとも、先生との接点がなくなるのが怖くて苦しくて仕方なかったのですが、

今は、先生と心で通じ合えたような感覚があって、苦しみから解放されました。







確認したわけではないので先生の本当の気持ちは誰にもわかりません。









でも、教師と保護者、そして既婚者同士という関係の中で、

少しでも私のことを意識してくれたこと、

今でも優しい気持ちで息子と私のことを気にかけてくれていることだけは確かだと思うので、それだけで私は幸せです✨








おそらく、これで私の恋は終わりだと思います。









始まりも終わりもない苦しい恋だと思っていましたが、今でも先生のことが好きですが、

ハッピーエンドで締めくくりたいと思います♡