【さらば紫禁城】





若曦の部屋で④



「ようやく分かった 君が八弟に固執する理由が そしてなぜ私を警戒させようとしたか 宗廟でひざまつく奴と君の心は共にあった」

「九皇弟に聞いたの?」
「九弟ならばよかった だが違う 八弟から直接聞かされた 一字一句覚えてる 君と馬に乗りジャスミンを贈った 入宮前の腕輪も奴が贈ったと 二人で手をとり草原で星を眺め月を愛でた 君を抱きしめ口づけまで
以下省略ーーーーーーー」




「やめて もう言わないで」

フフフっと笑う④
「言うなだと? 八弟が話す間 何度 同じ言葉を心で唱えたか だが なす術もなく聞いていた どんな気持ちだったと?
張り裂けそうだった 言葉は人を殺すという
八弟の話も刀のように私の心を刺したのだ」


後半はハハハっと泣き笑いする④



若曦が⑧と付き合ってたのは、ずっと昔の少しの間。

いーじゃん!!( ̄* ̄)
細かいことにこだわっては大業は果たせないぞ。



⑧と若曦の憎しみで、笑うしかない、
ぶっ壊れてるぞ④( ̄▽ ̄;)






顔に触れようとする若曦に
「朕に触れるな 君が離れるのが怖かった だが今は何も怖くない」

座りこんで泣く若曦。涙を流して去る④
これが今生の別れであることを知ってたのだろうか?(T-T)



⑭に能面顔で④
「先帝の遺詔である 馬爾泰若曦を恂勤郡王の側福晋とする」
「ありがたき幸せ」

後ろで立ってる⑧と⑬とその他大勢。




仏の前でひざまつく若曦。
「別れるならば会わねばよいと言うけど
出会ったことに後悔はない
あなたとの縁を断ち切れば会いたいと募る思いで苦しまずに済む」



紫禁城を出る準備も終わり、ほとんどの荷物は承歓に譲る若曦。

「おば様の品よ 全部残すわ」
無邪気に言う承歓。

付き添いは⑬と承歓のみ。巧慧もいます。







去っていく若曦の馬車を遠くから見てる④

BGMは三寸天堂。


瓣髪を持ち、涙して、若曦が拗ねて
「瓣髪を触れるのは私だけよ」
言ったの時の事を思い出す④


“君が離れるのが怖かった”
これが現実となり、泣くしかない④
皇帝なのに若曦のことになると泣いたり叫んだりしたのも、すべて愛するがゆえ。



泣くなら、若曦を離すなよ④( ̄▽ ̄;)




紫禁城を馬車から見る若曦。
⑬と最後のお酒を飲みます。

「十王府の婚儀の夜にあなたという知己ができた」
「私も光栄だ」




⑧が待っていました。
お辞儀をして
「感謝します」
「私の独断だ」
「私の気持ちを知るゆえ陛下を挑発した」
「向こうの温泉ならひざにも効く 景色も美しい場所だ 十四弟なら君を大切にする 君も大事にすれ 離れる以上過去は断ち切るのだ 過ぎたことは変えられない」


⑭に伝えることもない⑧


「お元気で」
「私の心は分かってるはず ならば理解してほしい 悲しむな 今生は無縁なれど来世ではまた会おう」

「もう会うこともないのね」




振り返り、⑧に寄り添う若曦。
元カレだもんね、乙女にもなるよ( ̄▽ ̄;)




若曦の肩に触れながら
「紫禁城も私たちのことも忘れなさい
新婦なのだぞ 喜ばなくてどうする
泣く奴があるか さぁ行け」





「九兄上を見張っていたが予想もしなかったよ まさか八兄上が陛下に君との関係を詳しく明かすとはな いくら陛下が憎くても君の立場を考えるべきだった」

「すべては陛下を諦めさせるため」
「なるほど 情に篤い八賢王だけある」

④に徹底的に嫌われ、今以上に辛い立場になることが決定。
それでも若曦を自由にするため、あえて厳しい状況になった⑧

先帝に嫌われ、皇位争いに負け、若曦に振られ、若蘭にも離縁され、唯一の理解者の明慧は自害。

全くいいところなしだった⑧
ようやく、おいしかった出番あり( ̄* ̄)






とうとう⑬と承歓の別れ。

「千里見送れど 別れは訪れる」
「しめっぽい別れは嫌いだが さすがにこたえる」




「おば様 行かないで お別れしたくない」
「忘れないでね 毎年12月22日はお参り摩るのよ」
「陛下以外には黙っておくのよね?」

緑蕪の命日。若曦と④しか知らない事実。



「承歓 おば上に別れの挨拶をしなさい」
泣きながら、挨拶する承歓。

「お別れね 元気で」
「来年 隣で景色を愛でる知己はおらず」
「知己ならば離れていても心は隣に」









抱きしめる⑬
「元気で」
ぐっと来る今生の別れパート3 (T-T)
⑬がいなければ紫禁城で生きることが出来なかっただろう若曦。



承歓の
「おば様 行かないで」
振り返ることもなく、歩く若曦。





馬車に乗っても聞こえる承歓の声。
後半セリフはないけど、巧慧がいて良かったよ。



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