凛々子の創作童話 『ララちゃんとふわふわちゃん』(全章) | シンガーソングライター 凛々子 Ameba blog

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本日は、以前書いた創作童話を掲載しますさくらんぼ

こちらのサイト➡︎ note で販売していたものなんですが、本日よりここで全部(1〜6章)読めるようにしました!

 

ぬいぐるみの猫と、小さな女の子が、ぬいぐるみの国へ行くお話です。

 

私、幼少からずっとぬいぐるみを溺愛しておりまして、ぬいぐるみの事ばっかり考えていたら、

ふとお話が生まれたの流れ星

 

ほぼ平仮名だけで書いてあるので、小さなお子さんでも一人で読めるかも!

よかったら読んでみてね爆笑

 

 

 

凛々子の創作童話

『ララちゃん と ふわふわちゃん』

 

 

第1章「おとうさんの おみやげ」

 

ララちゃんは、ちいさな おんなのこ。

まいにち、おにんぎょうで あそんだり、さんりんしゃに のって、
ぼうけんに でかけたりして あそんでいます。

 

あるひ、

おとうさんが しゅっちょうのかえりに、
ねこちゃんの ぬいぐるみを かってきてくれました。


ねこちゃんの しろいからだは、ふわっふわ。
おみみと おはなは ピンクいろで、
ペロリと出ているしたは あかいろです。
おめめは、くろい つるつるのボタンで できていて、まんまる。


「うわぁ〜!かわいい!!
なんて ふわふわなんだろう!」


ララちゃんは、おおよろこびです。

 

「ふわっふわ〜♪

ふわっふわ〜♪

ふわっふわ〜な

まっしろねこちゃん♡

かわいいなぁ……」

 

そうだ!!

この子に なまえをつけてあげよう!
どんななまえが いいかなぁ〜?

 

 

 

 

う〜ん……

う〜ん……

そうだ!

 


ふわふわだから……


”ふわふわちゃん” にしよう!!

 

「ふわっふわ〜♪

ふわっふわ〜♪

ふわっふわ〜の

ふわふわちゃ〜ん♡」

 

その日から ララちゃんは、

ふわふわちゃんと まいにち あそびました。

 

ふわふわちゃんは、ララちゃんが だっこすると、
あんしんして あまえてるみたいに みえます。


「かわいいなぁ〜
どうしてこんなにかわいいのかなぁ?」

 


ララちゃんは、ねこちゃんがどうしてこんなにかわいいのか 

とってもふしぎで、

まいにち かんがえましたが、どうしてもわかりませんでした。

 


「いまはわからないけど、おおきくなったら、わかるかな?」

 

まいにち、まいにち
ふわふわちゃんが かわいくて、

まいにち、まいにち
ふわふわちゃんと あそびました。

 

ララちゃんは、ふわふわちゃんと いっしょにいると、

とっても
とっても

しあわせな きもちに なりました。

 

 

 

*第2章「ふわふわちゃんと おはなし」

 

なんねんか たちました。

ララちゃんは、がっこうに いっていますが、

おうちではまいにち、ふわふわちゃんと あそんだり、

だっこして ねむっています。

 

それと、いつからか、ふわふわちゃんに はなしかけるようになりました。

 

さいしょは なんにも こたえてくれませんでしたが、

しばらくすると、ときどき おへんじが きこえるようになりました。

 


たとえば、

 

「ふわふわちゃん、おやつは なに たべたい〜?」

 

と、はなしかけると、
 

かわいい ちいさな あまえたこえで

 

「チョコレートケーキ」

 

と、きこえるときが あるのです。

 


でも まいにちじゃ ありません。
ときどき、すごくときどき だけです。

 

 

ある日、ララちゃんはこんなことを きいてみました。


「ねぇねぇ、ふわふわちゃん。
ふわふわちゃんって、ほんとうは どこから きたの?
おとうさんが おみやげやさんで みつけるまえは、 どこに すんでいたの?」

 


ふわふわちゃんは ちょっとこまったかおをして、

それから、

 

「ぬいぐるみのくに」

 

と、おへんじしました。

 

「ええ?! ぬいぐるみのくに?!

そんなところがあるの?!」

 

「ララちゃん、よるになったら、しっぽにつかまってねむってにゃ。
ぬいぐるみのくにに つれてってあげるにゃ。」


「ええー!?
ぬいぐるみのくにに、いけるの?」


「にゃあ。
ララちゃんが ねむっているとき、ときどき ぬいぐるみのくにに かえってるにゃ。」


「そうだったんだ!
じゃあ、しっぽにつかまっていれば、ふわふわちゃんと いっしょに ぬいぐるみの国に いけるのね?」

 


「でも、しっかり ねむらないと、にんげんは ぬいぐるみのくにに はいれにゃいんにゃよ。」

 

ふわふわちゃんは そういって、またいつもの かおにもどり、なにもしゃべらなくなりました。

 

 

 

 

わぁ〜い!
ぬいぐるみのくにに いけるなんて!


たのしみだなぁ〜!
わくわくするなぁ〜!


きょうは はやく ねむらなくっちゃ!

 

「おかあさ〜ん! わたし、きょうは はやくねむるから、

 いそいで ばんごはん つくって〜!」


ララちゃんは、かいだんを とびおりながら、大きなこえで そういいました。

 

 

 

 

*第3章「しゅっぱつ」

 

 よるになりました。

ララちゃんは、いつもより いちじかんもはやく ベッドに入って
ふわふわちゃんに いわれたとおり、しっぽに しっかりと つかまりました。


ふわふわちゃんは、 まだ なんにもしゃべりません。

 

「よーし、しっかりねむろうっと。」


ぬいぐるみのくにに いけますように……

ぬいぐるみのくにに いけますように……

 

むにゃむにゃむにゃ……

 

むにゃむにゃむにゃ…………

 

 

 

 

ふわふわふわ〜〜

ふわふわふわ〜〜

 


あれれれれぇぇ????

 

なんだろう??


からだが ふわふわと ういているみたいです。

 


わああっっ!!

 


ララちゃんは、ふわふわちゃんのしっぽにつかまったまま、

おそらを とんでいました。

 


「きゃー!!ふわふわちゃん!こわいよー!」


「にゃあ。だいちょうぶ。もうしゅぐ つくにょ。」

 


するとふわふわちゃんは、しゅるんっと、じめんにおりました。

 

しっぽにつかまっていたララちゃんは、からだごと おっこちてしまいました。

でも、ふわふわな じめんなので、いたくは ありません。

 


めのまえのみちは、ぜんぶ まっしろで ふわふわ。

そのまわりには、おかしみたいなかたちのおうちや おみせがならんでいます。

 

「うわぁ〜!
ここがぬいぐるみのくに?!


ねぇ、ふわふわちゃん!
わたし、ぬいぐるみのくにに ついたの?!」


「にゃにゃ〜
ララちゃん、ぐっすりねみゅっていたから、はやくついたにょ。」


「やったぁ〜!! ここがぬいぐるみのくにかぁ!」

 

 

 

 

よく見てみると、どうろはほんとうに 

しろいもうふで できていて、

おうちやおみせも、ふわふわちゃんとおなじくらい ふわふわです。

 

「わたちが うまれた、ぬいぐるみのくに にゃにょ。」


「すごーい!!
ふわふわちゃんは、ほんとうに ふわふわなくにから きたんだね!」

 

「にゃ。ぬいぐるみは み〜んな、このくにで うまれるんにゃにょ。」

 

「えぇ〜〜!! そうなのぉ!?!?」


「じゃあ、きょうだいも すんでる?」

 

「わたちのきょうだいは、このみちを もっとしゅしゅんで、

 みぎがわにある、ピンクのおうちに すんでるんにゃにょ。」

 

「へぇ〜! いきたい!いきたい! はやく いこうよー!」

 

 

 

 

「じゃあ、もういちど しっぽに ちゅかまってにゃ。」

 

ララちゃんが しっぽにつかまると、

ふわふわちゃんのからだは ふわっと ちゅうに うかんで、

ゆっくりと まえへ すすみはじめました。

 

あたりは、とっても しずか。
あたたかい かぜが、 そよそよと ふいています。

 

ふわふわちゃんは、すこしずつ スピードを上げて、まっすぐに とんでいきました。


「ふわふわちゃんのきょうだいって、どんなこたち なんだろう?

たのしみだなぁ〜!!」

 

 

 

 

*第4章「ぬいぐるみの よろこび」

 


ふわんっ


ピンクいろの おうちのまえで、ララちゃんはまた、もうふのじめんに おっこちました。

「ねぇ、ふわふわちゃん!

もっとあんぜんにおりるほうほうは ないの?!」

 

「だいちょうぶにゃにょ。
ぬいぐるみのくにでは、ぜったい けがを しないんにゃにょ。
それに、じめんは もうふで できているから、おちても きもちいいにょん。」

 

「うん、たしかにそうだなぁ…


あ!
ところで、ここがふわふわちゃんのおうち?!」


「そうにゃにょ。
ここにきょうだいが しゅんでいるんにゃにょ。」

 

そう言って、ふわふわちゃんは、ピンクいろのドアを あけました。


「ただいみゃぁ〜」


すると、なんということでしょう!
ふわふわちゃんにそっくりな ねこのぬいぐるみが、20にんやってきました。


にゃ〜ごにゃ〜ご

にゃ〜にゃ〜 にゃんにゃん

にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ〜〜〜

 

みんな しきりに なにか いっています。


「わぁ〜!
ふわふわちゃんがいっぱいだぁ〜〜!!!
かわいい!かわいい!かわいいぃ〜〜〜〜〜!!!」


ララちゃんは、とびあがって よろこびました。

 

「こんにちは!わたしララです!
ふわふわちゃんといっしょに、ちきゅうから きました!」

 

にゃ〜〜にゃ〜〜


にゃんにゃん


にゃ〜ごにゃ〜ごにゃ〜ご〜〜

 

きょうだいたちは、ふわふわちゃんに なにか いっているようです。

 

「ふわふわちゃん、みんな なんて いっているの?」


「だっこちてほちいって いってるにょ。
ぬいぐるみは、にんげんに だっこちてもらうのが、いちばんの よろこびなにょ。」


「わぁ!そうなの?!
わたし、ぬいぐるみを だっこするの、だ〜いすき!!
こんなにたくさん だっこできるなんて、ゆめみたい〜〜!!」


ララちゃんは、みんなをじゅんばんに なでなでして、だっこしました。
どのねこちゃんも、みんなあまえたようなかおをして、うれしそうです。


ララちゃんも、たくさんのねこちゃんを だっこできて、とってもまんぞく!

 

かわいい!かわいい!かわいい!かわいいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

みんなとってもふわっふわ〜〜〜〜〜!!!

 


にゃ〜にゃ〜

にゃんにゃん

にゃ〜ごにゃ〜ご〜

 

ねこちゃんたち、つぎはわたし!つぎはわたし!と いっているみたい。


ララちゃんは、20にん ぜんいんを、
なでなで、すりすり、だっこだっこ してあげました。

 

それはそれは、とってもしあわせな じかんでした。

 

 

 

*第5章「ふわふわな たべもの」

 


『ねぇ、ふわふわちゃん、おとうさんや おかあさんは いないの?』


『ぬいぐるみのおとうさんや おかあさんは、ちきゅうに いってから きまるにょ。
ちきゅうで かわいがってくれたひとが、わたちたちのおとうさんや おかあさんなにょ。』


『そうなんだ!

じゃあ ララが、ふわふわちゃんのおかあさんなんだね!』


『にゃ〜 だからララちゃんにだけ、わたちのことばが きこえるんにゃにょ 。』


ララちゃんは、はじめてふわふわちゃんがやってきたひ、
どうしてあんなにかわいいと おもったのか、りゆうが わかったようなきが しました。

 

『ララちゃん、なにか たべるにゃ?』

『あ、そういえばおなかすいたな〜』


ふわふわちゃんのきょうだいたちが、キッチンからたくさんの たべものを はこんできてくれました。

 

にゃっ! にゃっ! にゃっ! にゃっ!

 

みじかい てあしで いっしょうけんめい はこんできてくれます。

 

ふわふわのマシュマロ
ふわふわのシフォンケーキ
ふわふわのシュークリーム

ふわふわのオムレツや
ふわふわのおもちもあります。


『わぁ〜!ふわふわな たべもの ばっかりだ〜!』

『このくにには、ふわふわなものしか ないんにゃにょ〜。』

 

♪た〜べもの も〜

お〜うち も〜

どうろだって〜

み〜んな ふわふわ〜

ぬいぐるみの くに〜♪♪


ふわふわちゃんは きょうだいたちと おどりはじめました。


ふわんっ♪
ふわんっ♪
にゃ〜にゃ〜にゃ〜♪

 

ちいさなてあしを バタバタさせて、

ちょっと へんてこだけど

かわいいねこの ダンスパーティー。


ララちゃんも いっしょに おどりながら

ふわふわな たべものを たくさん たくさん たべました。

 


ふわぁ〜おなかいっぱ〜い・・・

 

むにゃむにゃむにゃ・・・・・・

むにゃむにゃむにゃ・・・・・・

 

 


*第6章「あさ」

 


ジリジリジリ〜ン 

ジリジリジリ〜ン


めざましどけいの おおきな おとが なって、

ララちゃんは びっくりして めを さましました。


とけいは あさの6じ。


まどからは、おひさまの ひかりが さしこんでいます。

 

『あれ〜!?もう あさだ!!

ふわふわな たべものは?!

ふわふわちゃ〜ん?!』

 


ベッドのなかに ふわふわちゃんは いません。

 

あわててベッドから とびおきると、

ふわふわちゃんは ベッドのしたに おっこちていました。

 

『うわ〜ん!ごめんね!ふわふわちゃん!』


ふわふわちゃんを むねに だきあげて、なでなで なでなで。

 


それにしても、いつのまに ちきゅうに かえってきたんだろう?!

 

ふわふわな たべもの、もうないのかなぁ〜??

 

ふわふわちゃんの かおを みても、なんにも しゃべってくれません。


ララちゃんは、そっとまくらもとに ふわふわちゃんを ねかせてあげました。

 


またいつか、ぬいぐるみのくにに いけたらいいなぁ・・・


ふわふわちゃんの きょうだいたちに また あいたいなぁ・・・

 

 

『ララちゃーん!じかんよー!はやくおきなさーい!』


かいだんの したから、おかあさんのこえが ひびいています。

 


『あっ! がっこうに いく したくをしなくっちゃ!』


ララちゃんは、いそいで おへやを でていきました。

 

 

そのとき、

 

ふわふわちゃんが おふとんのなかで 

クスリとわらっていたことは、


わたしと あなただけの 

ひみつですよ。

 

 

(おしまい)

 

 



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(↑曲によってかなり印象が違うので、一番下から聴いてほしい!)

 

 

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