ご存知の方も多いと思いますが、
イギリスとフランスは、2040年までにガソリン車の販売を禁止します。
ドイツも禁止に向けて動いています。
インドに至っては2030年、ノルウェーやオランダは2025年に「禁止」です。
大げさだけれど、ガソリン車が地球上から消えようとしています。
や、ちっとも大げさじゃないか。それが現実です。
ボルボは2019年(って、つまり再来年)以降に発売するクルマは全てEV=電気自動車ですしね。
私も、今乗っているクルマが自分にとっての「最後のガソリン車」だと思ってまいます。
エンジン音やガソリンの匂いは大好きだし、ハンドルやクラッチを操るのは楽しいけれど、そういう嗜好品としてのクルマは、今の私の生活にはなかなか一致しないのです。
で、東京モーターショー、久しぶりに行ってきました。
ゆりかもめに乗って、国際展示場まで。
クルマの進化はもちろんEVだけではありません。
自動運転もどんどん実用化しています。
今のところ、現行の実用車ではレベル2の部分自動運転までですけれど、
どんどんレベルが上がっていくはずです。
それに従って法改正もされていくのでしょう。
(日本ではそれは緩やかに行われるのかもしれませんが)
そして、レベル5の完全自動運転=無人運転の実用車が出てきたら、
ハンドルすら要らなくなる。
つまりはお酒飲んでいても自家用車で帰れるわけですよね。
というか、それは自家用車というか、個人専用のゆりかもめみたいなものしれません。
クルマが、私たちが今日イメージしているクルマとまったく別の乗り物になるんだろうなあ。
世の中にスマートフォンが出現してあらゆることがガラッと変わっちゃったのと同じことが今、クルマに起こっているように感じます。
例えてみれば、旧来の正義が悪になるとかそういうんじゃなくて、正義という概念そのものが消えて無くなってしまう、というか。
クルマのような、クルマではないような(すみません、私個人の感想です)
コンセプトカーをいくつも見ながら、そんなことを考えました。
やっぱり世の中を映し出す「クルマ」っておもしろいです。