久しぶりのブログになってしまいました。
掲載のお知らせです。
私ではなく、母の件ですが。
撮影の際は私もお手伝いしたので、お知らせいたします。
家庭画報9月号の「向田邦子の食卓」という特集で、
母・甘糟幸子が、邦子さんの妹で「ままや」の店主だった向田和子さんと対談しています。
対談場所は、和子さんが鎌倉まで足を運んでくださり、
我が家で行いました。
母が「邦子さんが遊びにいらしたら」というテーマで考えたお献立も掲載されております。
邦子さんがくださった器もいくつか載せています。
邦子さんがお好きだったものや、
今だったらこれをお出ししたいなあというものなど。
一緒にお献立を考えるのは楽しかったです。
邦子さんが亡くなったのは、私が高校生の時。
夏休みのことでした。
登校日から帰ると、母が受話器を握りしめ、無表情でうずくまっていました。
その後、いろいろなニュースで邦子さんの名前が出ていて、
邦子さんの世の中での存在の大きさに驚きました。
私にとっては気さくなおばさまという感じでしたから。
現実のことだとはなかなか思えませんでした。
うちでは何度もお食事をご一緒しましたし、
東京でも美味しいものを時々ご馳走していただきました。
いい大人になって思うのは、
邦子さんとお酒を飲んでみたかったなあということ。
きっと楽しいお酒だったでしょう。
撮影当日の写真をいくつか載せておきますね。
(編集部の許可は得ております)