膵臓癌が発覚し手術不能と言われ、ネット等で余命を調べてみると手術以外の5年生存率はとても低いと書いてありました。

根治は手術のみだと言う事も。


実際私も以前から膵臓癌は長く生きられない病気だという事は認識していました。



だけどどうにか少しでも長く生きられる方法が無いかと毎日の様に調べ、重粒子線治療にたどり着き、その時はまだ元気だった家族と千葉まで話を聞きに行ったりと頑張りました。



家族も初めは諦めモードだったのですが、徐々にもう少し生きたいと思ったようで希望を持ちはじめました。


ですが段々と抗癌剤が効かなくなり最後の砦とも言うべく 遺伝子パネル検査を行いました。

すると保険外の治験があると言う結果が出ました。



結局、重粒子線治療に関しては、適応となるにはハードルが高く、(転移が無い、膵臓(癌)が小さく胃腸に接していない等)抗癌剤で癌が余り小さくならず適応にはなりませんでした。


また治験も本人の体力面の状態と、保険適用の治験だと効果が見られる可能性は高いが、保険適用外ではあまり効果は期待できないのではないかと言われて泣く泣く諦める事となりました。


家族が亡くなった今、何度も期待させては諦めての繰り返しで、私のした事は間違いだったのではないかとずっと考えてしまいます。

思い返すと残りの日々を家族の好きな事に使えば良かったとも思っています。


膵臓癌は何年経っても医療の技術が進歩しても根治が難しい病気だと言う事を家族の身をもって思い知らされました。


本当に亡くなった気がしなくてまだ入院している様な感覚です。

会いたいです。



緩和ケアへ移行してからの話はまたいつか書きたいと思います。(何だかもやもやしてます…)








家族は1ヵ月程全く食事が取れなかったのですが最後の時までゴーヤジュースは飲めました。

味に慣れた?のかビタミンを取りたかったのかとても好きになったそうです。