おはようございます。

今日は着物コーディネートです。

 

 

 

 

 

初夏の本塩沢紬❣

シャリ感を楽しむ

本塩沢

本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に塩沢産地の代表的な伝統織物であり、従来は「塩沢お召」の名で広く親しまれておりました。
 
起源は350年前の寛文年間(1661~72)に堀次郎将俊により、強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物が考案され、近郷の婦女子に伝えたと言われていますが、文献上明らかにその生産を指摘できる資料としては、元治元年(1864年)の「覚」の中に運上品として「絹縮・・・」の記載がある事等により、江戸時代から生産されていた事が分かります。
 
 
 

やまだ織

生糸を使用し、よこ糸に強い撚りを掛け、織り上り後に湯もみによって撚りが戻る力を利用して 「シボ」 と呼ばれる地風が特徴の絹織物であり、そのサラリとした肌ざわりと、十字絣と亀甲絣により構成された柄が上品さと優雅さを生み出しています。
 
やまだ織独特のシボによりサラリとした感触、汗をかいても肌にまとわりつかない清涼感が夏でも愛される理由です。
 
 
 
 
 
初夏は本塩沢紬で❣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日のポイント
本塩沢紬
6月に入りました。
今日は初夏の装いで本塩沢やまだ織の単衣です。
 「伝統工芸品」 に指定されている本塩沢紬は独特のシャリ感を持ち柔らかな肌触りの生地です。
 
さらりとしたシャリ感が梅雨の季節に丁度良いですね。
帯、帯締め、帯揚げは暑苦しくならないよう色を押さえて装いました。