しゅわーって上ってく気泡の上に乗りたい
上り詰めてまたすーって沈んでく
口下手な私には水中がちょうどいい
口を開けると出てくる気泡
それに乗ってまた浮上しようと試みるけど
水の上に出る勇気がなくて
またすーすー沈んでく
泣き虫な私には水中がちょうどいい
涙なんて存在しない
ぶわって吹かれる水流に乗って
遠くに行きたい
根を張ることができない私にはちょうどいい
影の薄い私にはちょうどいい
皆自分の生存確認に忙しい
きょろきょろ私の存在をわざわざ確認していかない
群れを成す魚に向かって手を振る
見てるか見てないかわからない目が横をよぎる
ぽぽぽって浮かんでく気泡
これは私のじゃない
ぱちぱち消えていけたら
昔読んだ魚人を羨む
気泡になれればここから出られる
さびしがり屋の私にはこの環境は適さない
---------------------------------
きょうから三週間目覚めちゃだめだよ
相対性理論