オール1の崖っぷち受験からの飛躍☆② | ハピネス・リリー

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ひとりひとりのお名前の特徴と魅力や手のひらからの資質や心のもち方を読み取り、更なる運気アップと、より良い家族関係のコミュニケーションに役立てて頂きます。

中2の不登校を親子で、
試行錯誤しながら
なんとか乗り切ったのですが、

その不登校中に、してきたことは、
まずは地元の教育委員会に相談して、
不登校中にも通える市内の中学校を
紹介してもらい、
その学校へ通学という形で、
週1回カウンセリングも兼ねて通い、
他にもフリースクールを紹介してもらい、
そこは小さい幼児も沢山来ていたので、
本来の子ども好きが自然な形で活かされ
そこでは、大きなお兄ちゃんとして、
頼りにされることで、
自分が人の役に立つこと、
手伝う喜びと感謝される喜びを味わい
人として、もっとも大切な人間的な
関わりを取り戻すことが出来ました☆

徐々に、自分らしさを取り戻し、
世間からすべてを否定されたように
感じていた思いから、
自分だけがダメなのでなく、
学力だけがすべてだと、
決めつけている担任の考え方が
自分には合わなかったことにも
気づきました。

子どもにとって、環境は選べないこともあり、
最初に体験する家庭や学校の世界のみが
すべてに思えてしまうので、
そこで行き詰まった時には、
一旦、停止して、もっと広い世界を見たり
体験する機会を味わうことで、
色々な価値観や色々な世界があることを
知ることが出来ることもあります。

中2で、少し視野が広くなり
自分自身を取り戻した息子は、
今度は、逆にパワフルになり、
思春期独特のエネルギーによって、
今度は、自分に向けていた
マイナスのエネルギーを
すごい勢いで、外へと発信し始めました。

それは、それで暴走気味のエネルギーを
自分自身もコントロール出来ず、
もちろん親の私も制御不能なパワーでしたので、

中3からは、逆に立ち向かう勢いで、
休まず毎日登校してくれるのですが、
同じように、エネルギーを持て余した
少年たちとグループになり、
今度は、学力重視の担任と
真っ向から立ち向かう日々となりました。

そうなると、同じく学力重視の担任と
同じタイプの教頭も加わり、
さらに自体は、エスカレート、
毎日、トラブルとなり、呼び出しの日々、

不登校の時を思えば、
元気過ぎる位、勢いよく学校に行くのは、
良いのですが、同様に、私も毎日夕方には
学校へ呼び出される日々の繰り返し、

元々、真っ直ぐ過ぎて、
思い込んだらコントロールが
聞かないタイプなので、
今度は、思春期専門のカウンセリングを
してくれる小児科医の院長を紹介してもらい。

そこでは、沢山の人生への心構えや
反抗期の少年たちの気持ちのくみ取り方など、
親子で、それぞれにカウンセリングを
して頂きました。

その院長の子どもたちに向けた
言葉が素晴らしく、
子どもたちの言い分もしっかりと
聞いてくれるので、
うちの息子もその先生だけは、
信頼出来る大人だと言ってました。

その先生の息子に言ってくれたことは、

「まず、君がここに来てくれたことが
素晴らしい!君は自分でも変わりたいと
思っているんだね。」

「世の中には、先生と言えども
腐ったヤツもいる、
でもそんなヤツの為に、
自分の人生まで、腐らせては、いけない。」

「学校だけがすべてではないので、
まずは、君が将来、何をしたいかが大事だ!」

「もしなりたい職業があるなら
早くからそこで修行しても良い。」

「まずは、自分が将来何をして
どんな大人になりたいかを
考えることが大事だよ。」
と話してくれました。

そう言われて、息子も今すぐに
なりたいものや、やりたい職業も
浮かばないので、まずは、何をしたら
良いのか、戸惑いましたが、

院長の本気の言葉は、息子にも
しっかりと届き☆
上辺だけで、体裁ばかりの
担任や教頭たちの言葉には
反感のみ生まれましたが、

自分のことを思って
将来を考えて伝えてくれる言葉に
人間的な温かみを感じ取れたようです。

そこから、少しずつ自制心も
コントロール出来るようになり、
そうなっていくと、
自分の感覚で、自分に合う先生や
人として人間味があり温かい先生が
いることに気づけたことで、

担任と教頭に刃向かった生徒は、
3年の2学期に、ザックリと5人とも
通知表をオール1にされましたが、

そんな学校全体アウェイな環境の中、
派遣で来る、おじいちゃん先生のみ、
その5人の生徒にも温かく人間的に
言葉がけや対応をしてくれました。

ザックリ5人をひとまとめに、
悪グループを認識している担任は、
息子がおじいちゃん先生から
数学を教えてもらっている時でも
他の仲間がウルサイと、
息子の名前を呼び、
「○○たちうるさい!」と言うので、
なんで、俺は今勉強してるのに、
俺の名前で、注意されるんだよ!と
ムカついていました。

ある日も担任が得意げに授業を進めてると、
クラスのみんなが反応なく、
みんな理解出来ているのか不安になり、
怒鳴り始め
「解らないヤツはいるか?」と聞き、
誰も答えないので、
「解らないヤツは、いないのか?」と
しつこく聞くので、息子がたまりかね、
「わかんねーよ!」と言うと、
担任は、益々激怒し、
「なんで解んないんだ!」と怒鳴る、
息子も負けずに
「解んないもんは、解んないんだ!」と
言い返すと、
「なんでた!なんでた!」を連呼するので、
さすがに息子も嫌気をさして、
「解んないもんは、解んねーよ!」と
席を立ち、教室を出た。

そのすぐ後を おじいちゃん先生が
追いかけてかれて、
ポンと背中をなで、
「お前は偉いな!
ちゃんと解らない。と言えて、
それで、どこが、解らないんだ?」と
優しく声をかけてくれました。

その一言で、息子の気持ちも落ち着き、
「ここが解らない。」と素直に言え、
他の教室で、その解らない所を
おじいちゃん先生に教えて貰うと
すごく良く解った!と

帰宅して、私に、今日のエピソードを
話してくれました。

まさに魔法の質問と同じく
「なんで、なんで、解らないの!」と
言われたら、
「解らないものは、解らない!」と
答えたくなるけど、
優しく「どこが解らないの?」と聞かれたら、
自分でもどこが解らないのかに気づき、
そこを解るようになりたい。と思える。

おじいちゃん先生の素敵な言葉がけと
エピソードに、感動して、
私もまだまだ素晴らしい先生は、
いてくれるのだと感謝しました。

そのおじいちゃん先生は、
自分も子どもの頃、数学が難しく
解らなかったのだけど、
それを優しくわかり易く
教えてくれる先生がいて、
そんな先生になりたくて、
数学の先生になった。とのこと。

息子がアウェイの中学校生活で、
唯一、親身に数学を教えて
応援してくれた、
おじいちゃん先生のおかげで、

崖っぷち受験から、
ギリギリで、何とか数学の点数を上げて
無事合格出来ました☆

その時に、息子なりに頑張って
学んだ数学の数式が
高校に入っても記憶に残り、
中学校で、オール1の成績表から
高校の数学のテストで、
主に数式ばかりで、
中間・期末と90点を取り、
高1の通知表で、数学5と飛躍しました☆

勉強が苦手な子ばかりの高校なので、
とりあえず、遅刻や欠席しなければ、
何とか進級出来る学校ですが、
ほとんどの生徒がテスト勉強もしないので、
とりあえず身体は元気な息子が
毎日元気に通うだけで、
高1の2学期もほぼ他の教科も
オール3になりました♪

息子いわく、もし無理をして、
自分のレベルよりも上の高校へ
行ってたら、また赤点で、
進級出来ないと、
先生に呼び出される日々で、
高校も続かなかったかも。と言ってました。

学力が小・中学校の検査でも
国語力が小学2年生までの理解度の
息子にとり、たしかに中学校の勉強は、
難しく苦痛だったと思います。

そんな中、親身に寄り添い
教えてくれた、おじいちゃん先生との
出会いにも感謝しつつ、
その先生は、息子の卒業と共に
中学校も引退し、

昨年、高校で、お世話になった
中学校の先生たちに年賀状を出す。
と言う授業の課題があり、
私におじいちゃん先生の住所を聞き、
年賀状を出した所、
おじいちゃん先生の返信ハガキに、
「無事に高校生活を過ごして
くれているようで安心しました。」と
書いてありました。

世の中、崖っぷちのような状況でも
ちゃんと周りを見渡せば、
救いの道は、あり、
希望の光もあります☆

そして、すべてが敵に見えてしまう時でさえ、
ちゃんと助けてくれたり、
応援してくれる人もいます。

やっぱり、世の中捨てたもんじゃない。
と、言うことですね。

私も厳しい状況や冷たい意見の中、
心が氷そうな時に、
ほんの一言、温かい言葉を聴くだけで、
心が一瞬に雪解けし♡
まだまだ人間味ある方がいるのだと
世の中や人を嫌いにならずに済みました。

きっと、キツイことや冷たいことを
吐いてしまう人たちも悩み、
心が凍えそうなんでしょうね、
自分自身が寒さに震えている時には、
そのように客観し出来ないのですが、

ほんの一瞬でも温かい優しさに触れると
本来の人間の優しさ思いやりを
思い出して勇気や元気が出ます☆

誰かが凍えそうな時に
もしほんの一言で、
少しずつ雪解け出来るなら、
吹雪のような言葉でなく、
温かい陽だまりのような言葉を
かけてあげたいですね♡