こんにちは
リリココの部屋へようこそ
母が亡くなって七年になります
実家から持ってきた古いアルバムを
押入れの奥に入れておいたのですが・・・
やっと整理する気持ちになれました
10冊以上ある大きなアルバムは
それなりのかさと存在感があって
狭い押入れのスペースを圧迫
ページが外れそうになっていたり
茶色いしみがいっぱい浮き出ていたり
汚れた古いアルバムを放置していることが
いつも心の隅に引っかかっていて・・・
でも開いてみると
やっぱり辛い気持ちになりそうで
奥にしまいこんだまま
見ないようにしていたのです
それがこの頃なんとなく
もう大丈夫そう
そんな気持ちになれたので
古いアルバムの断捨離に
着手しました
私の母は当時珍しかったであろう
バリバリのキャリアウーマン(死語)
仕事に励んでいましたが
料理も掃除も苦手で家も空けがち
父と揉めることも多くて
子供の頃の私は
両親があまり好きではありませんでした
ぼろぼろのアルバムを開いてみると
若かりし日の父と母の姿
腰に手を置いたポーズが昭和っぽい
おしゃれした外出先の姿
なぜか花を飾りまくっている室内
レトロなテレビにこたつのみかん
新婚の両親がなぜかいつもベランダで
それぞれを撮ったと思われるたくさんの写真
真面目くさった父の決め顔
若い母の弾けるような笑顔
二人とも、ちゃんと幸せだったんだなぁ
そう思えてなんだか安心しました
私は親不孝だったから
生まれて間もない私を抱っこしている
両親の顔
寝かされている小さな布団の脇の
シッカロールの缶(懐かしい)
一生懸命、育ててくれたんだろうなぁって
なんだか、しみじみ・・・
おじいちゃん、おばあちゃんや
親戚が写っている写真など
とっておきたい写真だけを数枚剥がして
一番古いアルバムをまずは1冊手放しました
厳選した写真は軽くてきれいなアルバムに
10冊分を1冊にまとめて
気軽に手に取れるようにしたいと
思っています
古いアルバムの断捨離
始まったばかりですが
自分で選んで残した写真のアルバムは
後悔と寂しさを含みながらも
感謝の気持ちと
温かい幸せな気持ちを呼び起こしてくれる
大切な宝物になるような気がしています