シャープ、早期退職などで年度内に5000人削減へ=関係筋 | マネーの虎かぶった子猫

シャープ、早期退職などで年度内に5000人削減へ=関係筋


kininarukizi
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ロイター 8月2日(木)10時9分配信


8月2日、関係筋によると、シャープは、国内外の連結グループの従業員のうち、5000人を削減する方向で調整に入った。都内の家電店で2009年10月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)


[東京 2日 ロイター] シャープ<6753.T>は、国内外で5000人を年度内に削減する方向で調整に入った。大幅赤字を計上し、台湾の鴻海精密工業<2317.TW>と提携して経営を立て直しているが、液晶テレビ、液晶パネル、太陽電池の主要3事業の不振は継続。固定費を削減して業績回復を目指す。

複数の関係筋が2日、ロイターに明らかにした。

同社の連結グループ従業員は、6月末で5万6600人。関係筋によると、5000人のグループの人員の圧縮は、年度内に早期退職を募集するだけでなく、事業をグループ外へ切り出すほか、自然減も見込む。

同社は8月31日付で、大型液晶パネル製造の堺工場(大阪府堺市)の運営会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」を連結対象から外す予定。また、6月27日付で、本体の大型液晶事業本部の約1300人をSDPに移管済み。削減の多くは事業の非連結化でカバーするとみられる。

終身雇用を重視する同社が人員削減に着手するのは1950年以来、62年ぶり。2008年度のリーマン・ショック時も人員整理には手をつけず、余剰人員は配置転換などで対応してきたが、前期に過去最大の3760億円の最終赤字を計上。今期も2期連続で赤字の見通しで、人員圧縮による固定費削減が避けられないと判断した。

シャープはきょう午後6時に、奥田隆司社長が東京都内で記者会見して、人員削減について説明する。

(ロイターニュース 村井令二)