- 花師と絵画修復師の2つの顔を持つ佐月に不思議な依頼が舞い込む。墓の前の古備前に桜を活けるというもの。その桜を愛でながら繰り広げられる奇妙な花見の宴。その席で、佐月はもう1つの仕事、絵画修復の依頼を受ける。報酬はその古備前だというが……表題作ほか、15年前に別れた恋人と京都の桔梗寺で偶然再会したところから始まる「葡萄と乳房」など、書き下ろしを含め、連作短篇3篇を収録。 一度読めば癖になる北森ワールド炸裂の花師・佐月恭壱、今回は、佐月の過去が交錯するシリーズ第2弾です。
- 虚栄の肖像/北森 鴻
- ¥1,650
- Amazon.co.jp
花師そして絵画修復師の佐月の物語、第2作です。
いいですやっぱり
「虚栄の肖像」
旧家から出てきた絵画修復の依頼。怪しげな男
何か関係のありそうな政治家
複雑にからんでいく背景
いやぁ、うまく組まれているなぁ
そして、複雑で天才的な絵画修復の描写がまた生きてる
「葡萄と乳房」
学生時代に付き合った女性、、海外留学での別れ
十年余を経た再開
あ~~よくある設定なのに、意味深でそしてまたこの女性・由美子が怪しげに良い女なのです
そして出てくる裏ボス?朱大人やら娘の明花がまた、うまくからんで
絵画の修復から人工乳房の作成まで、佐月の腕のすごいこと
最後の由美子と佐月と乳房と、、、物悲しい、そして情熱的な終わり方です
「秘画師遺聞」
ある無名の、しかし天才的な緊縛画の修復依頼
この作品が一番好きでした。
由美子が再度出てくるのですが、この姪っこと、佐月と善じいと
ものすごく奥深い繋がり方で、おぞましいくらい、そして静かで、でも情熱的
やっぱり上手いなぁ。
本当、佐月のその後の作品を読みたいものです。
静かだけど、熱いお話達 良かったです。