「深淵のガランス」 北森鴻 | 遊んで働くアラフィフ母のブログ

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花師として名を馳せる佐月恭壱のもう一つの顔は絵画修復師。大正末から昭和初期に活躍した画壇の大家長谷川宗司の孫娘・真が隠されていることに気づく。それを知る真弓の元夫が奇妙な話を持ちかけてきた……。 人気ミステリー作家・北森鴻さんの新シリーズです。お馴染みの美貌の女旗師・宇佐見陶子も脇役として登場。裏の裏をかかれる快感に酔う一冊です。弓の依頼を受けた佐月は、宗司の妻が終生愛した曰くつきの傑作を修復することになり、描かれたパリの町並みの下に別の絵


深淵のガランス (文春文庫)/北森 鴻
¥600
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久々の北森ワールド

やっぱり、素敵でした


冬狐シリーズも、香菜里屋シリーズも、蓮杖那智シリーズも

読み切っちゃったので、すっかり悲しくなって、ちょっと遠ざかったおりました


花師で絵画修復師の佐月、これがまた何だか色々におわせる

ハードボイルドチックな主人公です。

そして、行きつけのバーの明花さんがまた怪しげな大物の娘で良い女

相棒の善ジイもなかなかいい味

相も変わらず、登場人物が魅力的すぎます


世界は絵画修復のほうなのですが、ミステリ色濃厚

表題作「深淵のガランス」はある作家の作品にまつわる謎を

 これまた秘密をもった登場人物たちとの駆け引きの中、紐解いていく

「血色夢」は、私有地の洞窟内壁画の修復って

 すごい設定で、また画材探し自体がスケールがでかい

そして、どちらの作品も色が鮮明にイメージできる、、、さすが


最後の「凍月」は佐月の若かりし頃のお話で

父上に縁のある絵の修復を、ちょっと陰湿な家族の秘密をあばきつつ

最後は少しホンワカとした気持ちにさせてくれる小品でした


あ~~読んで良かった