人間は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から3年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学5年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? 話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作!
道尾作品、私には合う合わないが結構別れるので
ちょっとドキドキしながら読み進めました。
しかも、今回も大どんでん返しがあるようなブログを読んでしまい
最新の注意を払いつつ。
好みのタイプの作品でした。
凰介が語りの中心となるのですが、洋一郎が語ったり
色々な人が語り手となり、お~これは惑わされそうな予感
そして、すれ違っていく事実
どこの部分で誰が嘘を言っているのか?
もう、ドキドキしてきます。
そして、このパターンのお話は最後で肩透かしを食うと非常に腹がたつ。
今回、途中で不幸なことに当てをつけた犯人が当たってしまいました。
ですが、、、
途中のそれぞれの主張やひっくり返されていく事実の描写が
非常に納得しつつ展開していくので
いや、面白かった!!
後味はよくはないのですが、
この展開の面白さに、また読んでしまうんですよね道尾作品は。
もちろん、「シャドウ」の意味も最後明らかにきちんとしてくれますから。
