魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。
前作の「狐罠」もオールスターコンゲームでスケールも大きかったですが
今回はもっとお話が大きい
何せ、南北朝時代やらの怨念やら騙し合いやらが絡んできてます。
しかも陶子さん、いきなり騙されて、骨董業者の鑑札は剥奪されるわ
犯罪者扱いになるわ、大ピンチです。
今回も助けてくれる仲間に、写真家祥子さんや、同業者の越名さんや
他の頼りになる助っ人も出てくるのですが、この中にもどうやら裏切り者が
もうドキドキしながら読まざるを得ない。
でも陶子さんの肝が据わってて頼もしい。
そしてもう一つの楽しみは、民族学者・蓮丈先生の登場
他の作品となんでこんなに連動できるのか。
北森さん、すごすぎます。
という訳で、お勧めに従って、シリーズものを合わせて読んでいって大正解。
香菜里屋シリーズ、蓮丈先生シリーズ、それぞれのお話の連動して、面白さも倍増!
少々分厚い作品ですが、一気に読めてしまう面白さでした。
ただ、個人的に読み方を失敗している点が一つ。
今、QEDシリーズを読んでいるので、民族学じゃありませんが
歴史もの関係で話が重なる面が多く、ごっちゃになってきています。
どうせなら、高田先生と北森先生と話を連動させてくれたら、これまた面白そう。
あのタタルさんや奈々ちゃんが出ても話が合いそうな気がします。
