小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか? 新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。
物事を深く掘り下げずにはいられない謎解き男の小鳩常悟朗くんと、
ついつい根に持って仕返ししてしまう小佐ないさんの高校生になりたてのお話。
日常のミステリーというやつで、小市民を目指す二人が
幼馴染健吾くんや周りの人々とのかかわりで
やっぱり、謎とき・復讐をしていってしまう。
よくわからない“小市民”へのこだわりが、なんだか高校生らしかったり
他にもなんだか事情がありそうだったり
短編連作の形式なので、ひとつひとつ小さな謎を解いて、お話が続いていく
そんな流れが心地よい物語です。
ちょっと個性的な登場人物の、つぶやきや心の声がよく登場し
淡々と進んでるようで、心理描写もしっかり書かれていて
決して派手なお話ではないのですが、一気に読ませてくれます。
ふふ、夏期を読んだから、次は秋ものを読まねば。
