初めてだったかもしれません。
朝の学校で「ハッピーバースデー!」と言われて友達から誕生日プレゼントをもらったのは。
嬉しすぎてもう召されても大丈夫な気がしてきました←ぇw
皆に感謝!
ボクの誕生日に、ありがとう(*・ω・*)
今度イラストか写真を載せたいと思ってます(笑)
では、お休みなさいヾ(@°▽°@)ノ
朝の学校で「ハッピーバースデー!」と言われて友達から誕生日プレゼントをもらったのは。
嬉しすぎてもう召されても大丈夫な気がしてきました←ぇw
皆に感謝!
ボクの誕生日に、ありがとう(*・ω・*)
今度イラストか写真を載せたいと思ってます(笑)
では、お休みなさいヾ(@°▽°@)ノ
いつの間にか梅の花が咲いていた。
この間まで雪が降っていた感じがしたけど、もう春なんだ、と改めて思った。
気づけば桜が咲いていた。
暖かい日が続いたからだろう。とっても綺麗だ。
とても、綺麗だ。
桜の花を見ると自分が霞んで見える。
同じ【さくら】なのに、なんで霞んでしまうのか。
【さくら】なんて、嫌いだ。
朝は苦手。
正直太陽ウザい爆発しろ。
……まあ、爆発しないだろうケド。
…けど爆発したら地球滅ぶよな。
それは………困るな、うん。
氷帝学園、二年生の教室の窓際の席、一番後ろの席。
そこが俺の席。
桜の花が満開に咲いている。
今日でこのクラスからもお別れだ。
「…清々する」
誰に言うでもなく、ぽつりと呟く。
こんな所――大嫌いだ。
いよいよ中学三年生になった俺は進路を決めなくてはならない。
けど、正直どうでもいい。
先の未来より、俺は今日を生きる事が精一杯だ。
ガララ、と扉を開ける。
皆一瞬こちらを見るが、すぐに視線を戻す。
俺はこの三年間で【友達】というモノをつくっていない。
だけどそれでいい。
人と関わるのは――面倒だ。
黒板に貼られた座席表が示している席に座る。
今回も窓際だ。
ふと、右から視線を感じた。
気づかなかった事にして鞄から荷物をだそうとするが、
「……………」
まだこちらを見ている。
(なにが楽しいんだ……)
不愉快そうに視線の方に目を向けると、
「…………」
――無言でこちらを見る跡部景吾がいた。
氷帝学園では知らない人間の方がいないだろう。なんでコイツがこっち見てんだ。
「……なにか」
「あーん?理由がなくちゃ窓見たらいけねーのか?」
そういう事か。面倒だな……。
「俺を視界にいれなければいーよ」
それ以上言う事もないので鞄から取り出した本を読み始める。
と、言ってもデッサン本だが。
「女が俺とか言うなよ」
「…………」
煩いなぁ……。
「おい、訊いてんのか、城田さくら」
名前を呼ばれるのは何より嫌いだった。
瞬間、俺の頭は真っ白になり――
バンッッッ!!
立ち上がって、手に持っていたデッサン本で跡部景吾の頭を叩いていた。
きゃあ!と周りから女子の悲鳴が漏れる。
「――っ」
跡部景吾は座ったままこちらを睨みつけている。
「テメェ…」
「名前を呼ぶな!!」
俺はそう言って教室から出て行った。
教室から出てきた俺は屋上に来ていた。
スケッチブックと筆箱、デッサン本を咄嗟に持ったのが救いだった。
シャッシャッと描いていく。
描いているのは桜の木だ。
絵はいい。心が鎮まる。
「…………ふぅ」
少し描いてから息をつく。
「…………」
さっきの事を思い出す。
流石にやり過ぎたと思い、自分が嫌になってきた。
ただ名前を呼ばれただけで一々殴られてたらたまったもんじゃないと自分でも思う。
「……悪いことしたかな」
ぽつりと呟いても、問いに応える人物はいない。
そうして過ごしてきたのだから。
「ねえ」
声のした方を振り向くと【跡部様ファンクラブ】とおぼしき女生徒が三人立っていた。
髪を巻いたリーダーっぽいギャル、背の高いポニーテール女と茶髪ロングチャラ娘。苦手なタイプだ。
「なに」
「アンタさぁ、跡部様殴ったって本当?」
返答が面倒で溜め息が漏れる。黙ったままでいると、
「なに黙ってるのよ!!」
金切り声でリーダーの女が叫ぶ。耳がキーンとして頭が痛い。
「………そうだけど、なに。悪い?」
「悪いに決まってるでしょ!!」
「大体さあ、貴方達には関係ないじゃん」
「関係あるわよ!」
「いやいやいや、ないでしょ?ただ勝手にファンクラブ創って、跡部様ーって言ってるだけの人間に俺が何を言われなきゃいけないの」
「はあ?!」
ファンクラブの三人は肩を震わしている。
「用件それだけ?なら邪魔だから何処かに行ってよ」
本に目を落とすと、肩を力強く引っ張られた。
「なに――」
そこには目に涙を溜めて、顔を真っ赤にさせた女がいた。
「アンタなんかっ!!!!」
空高く振り上げられた手が太陽と重なって見えなかった。
平手打ちがくると判っていながら呑気に【ああ、打たれるんだなあ】と考える自分がいた。
自業自得だ。
それだけ相手を傷つけたのだろうから。俺には判らない痛みだが。
ゆっくりと目を閉じて痛みを待つ。
「………………?」
痛みはなくて不思議に思って薄く目を開ける。
眩しいけれど、俺は目を見開いた。
「なにやってるんだ?」
「あ、跡部様……!」
「暴力的な奴は嫌いだ。とっとと消えな」
それがとどめになったのか、女は泣き出して屋上から出て行ってしまった。
茫然としていた二人も後を追いかけて出て行った。
「結構当たりがキツイんだな」
「あーん?」
「あの女、泣いてたじゃん」
「ただ寄って来るメス猫には興味はねえ」
「ふーん」
座っている場所に跡部景吾の影が落ちる。
嫌いな太陽が隠れて、楽だった。
「………さっきは悪かったな」
自分でも吃驚した。
気づいたら勝手に口が喋った、そんな感じだ。
跡部景吾は一瞬驚いてから、
「別にどうってことねえ」
笑ってこちらを見た。
暫く沈黙が続く中跡部景吾は問う。
「……桜は好きか」
俺は素直に答えた。
「【桜】は好きだ。でも【さくら】は嫌いだ」
「どっちも一緒じゃねぇか」
「全然違うよ。儚い幻想的な中で散っていく桜は風情があるだろう?だけどな、さくらはな、人を遠ざける事と傷つける事しか知らねえんだ」
跡部景吾は黙っている。
俺も黙った。
びゅうう、風の音が屋上を支配する。
風が髪を揺らした。
「俺は好きだぜ」
風は跡部景吾の髪も揺らす。
「さくら」
「………ありがとう」
意外だけど、少し嬉しい様な気がした。
「夜桜はいいよな」
「いいね」
「月が綺麗だからな」
「そうだな」
そこで俺は笑った。
「なあ、それは遠回しの意味でとっていいのか?」
驚いた表情をした。初めて見たな、と思った。
「なんだ、詳しいな」
「その意味でいいのか?」
「その意味以外ねえ」
「趣味悪いな」
「テメェが言うな」
俺は近づいて目の前に腰を落とす。
「似顔絵描いてやるよ」
「上手いのか?」
「得意なだけだ」
目を合わせて不敵に笑う。
「俺は人には滅多に描かねえんだ。心を許した相手にしか描いた事ない」
跡部景吾も不敵に笑う。
「それも遠回しだな」
「返事だと思え。……嫌いではねーよ」
桜の花びらが舞い散る。
それは屋上にも届いた。
髪に花弁が乗ると、まるで桜の妖精の様な感じになれる気がした。
鉛筆を走らせる音と風の音。
初めて俺は人に近づき、好きになった。
『なあ』
『ん?』
『いつからだ?』
『なにが……ああ。入学式』
『随分前だな。なんでだ?』
『一番綺麗だからに決まってるだろ。あーん』
『よくもまあ言えるな、そんなこと』
『普通だ』
『恐ろしい。…まあ、俺もだが』
『同じ事言ってやろうか』
『殴るぞ』
『やってみろよ』
『………畜生、なんでこんな奴に…………』
『お互い様だ』
先に笑い出したのは自分なのか跡部なのか。
知っているのは風と桜だけだった。
この夢小説、三ヶ月前に書きはじめました。
今は六月ですね←
やっとここに完結!って感じでちょっと嬉しいです。
お付き合いありがとうございました!ヾ(@°▽°@)ノ
この間まで雪が降っていた感じがしたけど、もう春なんだ、と改めて思った。
気づけば桜が咲いていた。
暖かい日が続いたからだろう。とっても綺麗だ。
とても、綺麗だ。
桜の花を見ると自分が霞んで見える。
同じ【さくら】なのに、なんで霞んでしまうのか。
【さくら】なんて、嫌いだ。
朝は苦手。
正直太陽ウザい爆発しろ。
……まあ、爆発しないだろうケド。
…けど爆発したら地球滅ぶよな。
それは………困るな、うん。
氷帝学園、二年生の教室の窓際の席、一番後ろの席。
そこが俺の席。
桜の花が満開に咲いている。
今日でこのクラスからもお別れだ。
「…清々する」
誰に言うでもなく、ぽつりと呟く。
こんな所――大嫌いだ。
いよいよ中学三年生になった俺は進路を決めなくてはならない。
けど、正直どうでもいい。
先の未来より、俺は今日を生きる事が精一杯だ。
ガララ、と扉を開ける。
皆一瞬こちらを見るが、すぐに視線を戻す。
俺はこの三年間で【友達】というモノをつくっていない。
だけどそれでいい。
人と関わるのは――面倒だ。
黒板に貼られた座席表が示している席に座る。
今回も窓際だ。
ふと、右から視線を感じた。
気づかなかった事にして鞄から荷物をだそうとするが、
「……………」
まだこちらを見ている。
(なにが楽しいんだ……)
不愉快そうに視線の方に目を向けると、
「…………」
――無言でこちらを見る跡部景吾がいた。
氷帝学園では知らない人間の方がいないだろう。なんでコイツがこっち見てんだ。
「……なにか」
「あーん?理由がなくちゃ窓見たらいけねーのか?」
そういう事か。面倒だな……。
「俺を視界にいれなければいーよ」
それ以上言う事もないので鞄から取り出した本を読み始める。
と、言ってもデッサン本だが。
「女が俺とか言うなよ」
「…………」
煩いなぁ……。
「おい、訊いてんのか、城田さくら」
名前を呼ばれるのは何より嫌いだった。
瞬間、俺の頭は真っ白になり――
バンッッッ!!
立ち上がって、手に持っていたデッサン本で跡部景吾の頭を叩いていた。
きゃあ!と周りから女子の悲鳴が漏れる。
「――っ」
跡部景吾は座ったままこちらを睨みつけている。
「テメェ…」
「名前を呼ぶな!!」
俺はそう言って教室から出て行った。
教室から出てきた俺は屋上に来ていた。
スケッチブックと筆箱、デッサン本を咄嗟に持ったのが救いだった。
シャッシャッと描いていく。
描いているのは桜の木だ。
絵はいい。心が鎮まる。
「…………ふぅ」
少し描いてから息をつく。
「…………」
さっきの事を思い出す。
流石にやり過ぎたと思い、自分が嫌になってきた。
ただ名前を呼ばれただけで一々殴られてたらたまったもんじゃないと自分でも思う。
「……悪いことしたかな」
ぽつりと呟いても、問いに応える人物はいない。
そうして過ごしてきたのだから。
「ねえ」
声のした方を振り向くと【跡部様ファンクラブ】とおぼしき女生徒が三人立っていた。
髪を巻いたリーダーっぽいギャル、背の高いポニーテール女と茶髪ロングチャラ娘。苦手なタイプだ。
「なに」
「アンタさぁ、跡部様殴ったって本当?」
返答が面倒で溜め息が漏れる。黙ったままでいると、
「なに黙ってるのよ!!」
金切り声でリーダーの女が叫ぶ。耳がキーンとして頭が痛い。
「………そうだけど、なに。悪い?」
「悪いに決まってるでしょ!!」
「大体さあ、貴方達には関係ないじゃん」
「関係あるわよ!」
「いやいやいや、ないでしょ?ただ勝手にファンクラブ創って、跡部様ーって言ってるだけの人間に俺が何を言われなきゃいけないの」
「はあ?!」
ファンクラブの三人は肩を震わしている。
「用件それだけ?なら邪魔だから何処かに行ってよ」
本に目を落とすと、肩を力強く引っ張られた。
「なに――」
そこには目に涙を溜めて、顔を真っ赤にさせた女がいた。
「アンタなんかっ!!!!」
空高く振り上げられた手が太陽と重なって見えなかった。
平手打ちがくると判っていながら呑気に【ああ、打たれるんだなあ】と考える自分がいた。
自業自得だ。
それだけ相手を傷つけたのだろうから。俺には判らない痛みだが。
ゆっくりと目を閉じて痛みを待つ。
「………………?」
痛みはなくて不思議に思って薄く目を開ける。
眩しいけれど、俺は目を見開いた。
「なにやってるんだ?」
「あ、跡部様……!」
「暴力的な奴は嫌いだ。とっとと消えな」
それがとどめになったのか、女は泣き出して屋上から出て行ってしまった。
茫然としていた二人も後を追いかけて出て行った。
「結構当たりがキツイんだな」
「あーん?」
「あの女、泣いてたじゃん」
「ただ寄って来るメス猫には興味はねえ」
「ふーん」
座っている場所に跡部景吾の影が落ちる。
嫌いな太陽が隠れて、楽だった。
「………さっきは悪かったな」
自分でも吃驚した。
気づいたら勝手に口が喋った、そんな感じだ。
跡部景吾は一瞬驚いてから、
「別にどうってことねえ」
笑ってこちらを見た。
暫く沈黙が続く中跡部景吾は問う。
「……桜は好きか」
俺は素直に答えた。
「【桜】は好きだ。でも【さくら】は嫌いだ」
「どっちも一緒じゃねぇか」
「全然違うよ。儚い幻想的な中で散っていく桜は風情があるだろう?だけどな、さくらはな、人を遠ざける事と傷つける事しか知らねえんだ」
跡部景吾は黙っている。
俺も黙った。
びゅうう、風の音が屋上を支配する。
風が髪を揺らした。
「俺は好きだぜ」
風は跡部景吾の髪も揺らす。
「さくら」
「………ありがとう」
意外だけど、少し嬉しい様な気がした。
「夜桜はいいよな」
「いいね」
「月が綺麗だからな」
「そうだな」
そこで俺は笑った。
「なあ、それは遠回しの意味でとっていいのか?」
驚いた表情をした。初めて見たな、と思った。
「なんだ、詳しいな」
「その意味でいいのか?」
「その意味以外ねえ」
「趣味悪いな」
「テメェが言うな」
俺は近づいて目の前に腰を落とす。
「似顔絵描いてやるよ」
「上手いのか?」
「得意なだけだ」
目を合わせて不敵に笑う。
「俺は人には滅多に描かねえんだ。心を許した相手にしか描いた事ない」
跡部景吾も不敵に笑う。
「それも遠回しだな」
「返事だと思え。……嫌いではねーよ」
桜の花びらが舞い散る。
それは屋上にも届いた。
髪に花弁が乗ると、まるで桜の妖精の様な感じになれる気がした。
鉛筆を走らせる音と風の音。
初めて俺は人に近づき、好きになった。
『なあ』
『ん?』
『いつからだ?』
『なにが……ああ。入学式』
『随分前だな。なんでだ?』
『一番綺麗だからに決まってるだろ。あーん』
『よくもまあ言えるな、そんなこと』
『普通だ』
『恐ろしい。…まあ、俺もだが』
『同じ事言ってやろうか』
『殴るぞ』
『やってみろよ』
『………畜生、なんでこんな奴に…………』
『お互い様だ』
先に笑い出したのは自分なのか跡部なのか。
知っているのは風と桜だけだった。
この夢小説、三ヶ月前に書きはじめました。
今は六月ですね←
やっとここに完結!って感じでちょっと嬉しいです。
お付き合いありがとうございました!ヾ(@°▽°@)ノ











