少し前の話
もう20日くらい前の話。
ムシムシを何回言ったか分からない午後、
水撒きをしていた。
ふと余所見をしてしまった隙に、水は駐車してある無人の車へ。
かかってしまった・・・
無断駐車の言い訳など全くせずに持ち主は車へ戻ってきた。
水がかかっている車体を見るや否や
「謝れ!」
とお怒りだ。
まいったなぁとは言いつつも
「申し訳ありませんでした」
と侘びを入れる。
何だか虫の居所が悪いのか、納得できずに
水がかかったら謝るのが普通だろ!
とさらにまくし立てる。
・・・謝ったんだが。
まぁ、謝罪の気持ちが伝わらなかったのは、こちらが悪い。
もう一度深くお詫び申し上げ、
車はようやく去っていった。
その一部始終を小学生2人組みがしっかり見ていた。
何だか恥ずかしくて、
「怒られちゃった」と茶目っ気を入れて言葉にした。
子供は結構本質を見抜いていたりする。
変な計算が無い分、余計に見抜く。
「大変ですね」
一人の小学生が慰めてくれた。
慰めだった、確かに。
わずかでも清涼感を身体は感じ、
救われた気がした。
「大変に決まってるじゃん!」
もう一人がそう返した。
いやいや、そこまで気を遣わなくてもいいんだよ。
ありがとう。お兄さん(彼らにはとっくにおっさんか・・・)嬉しいです。
彼らは余計な計算をしない。
しかし、ときどき誤った公式を当てはめる。
「バイトは大変なんだから!」
・・・ん?
今、平日昼間。君らは夏休みだから曜日感覚無いかもしれないけど、
平日の昼間にバイトしているお兄さん(おっさん)・・・
もはや彼らの背中を目で追っていくのが精一杯だった。