19 「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー

 

1944年に発表された作品だと言うけれど、全く時代遅れ感が無く、そこに描かれる女性心理のなんとも生々しく、いるよね、こういう人、と思いつつ、では自分はどうだ?と不安になる、そのあたりがとても怖い作品。

あのクリスティーがこんな作品を書いていたのいうのが驚き。

 

というか、ポワロよりもっとミステリーでは無いのか???

今月読んだ本一お勧め。

 

20「平安女子は、みんな必死に恋してた」イザベラ・ディオニシオ

 

平安文学といえば、「紫式部」派(←来年の大河!)か「清少納言」派か、に分かれると思うけれど、私は圧倒的に清少納言派です(;´∀`)←どえらい毒舌家

彼女達は日記を残していているけれど、それは「読まれる」ことが前提だった?

と思うと、彼女たちの日記はいわば「平安版ブログ」なのかなー

ブログ同様、読むとその人のひととなりがなんとなくわかる、というか。

これまた、いるよね、こういう人、みたいな。

なんといっても、「道綱の母」のあの執念深さというか素直じゃないというか、恨みがましいというか、、、、出色です!!!!

 

 

21「相談される力」広瀬俊朗

 

ドラマ「ノーサイドゲーム」にまさかの俳優として出演され、それを見たとき役柄が

「リアル広瀬さんじゃん(´;ω;`)」になった人パー

2015年のラグビーw杯日本代表に選ばれながら、本戦に出場が無かった選手はたった2人、その一人が広瀬さんだったという。。

実は広瀬さん、夫の会社で講演されまして、いろいろ貴重なお話を聞けたそうです

「ブライトンミラクル」と言われた勝利も、やはり素直には喜べなかったこと、

当時の監督、エディさん(←恐るべきパワハラ(;´∀`)に対する複雑な心境。

それらすべてを飲み込んで、自分の新たなる道を切り開いている広瀬さんを、心から尊敬します。

 

22 「正倉院のしごと」西川明彦

 

歴史の授業だったか、先生が

「そこにお宝がある、と誰もが知っていながら強奪もされずずっと存在し続けたことがすごい」

と言っていたことを覚えています

実際には強盗被害にあったことがあるようですが、千年以維持されてきたことはやはり奇跡。

前の政権のものは破壊し奪いつくす、たとえば中国のような国であったら、宝物は霧散していたでしょう。

日本の「天皇制」あっての話なのですね

今も厳重に「勅封」によって守られている正倉院。

秋の「正倉院展」がなぜあの時期で、たくさんの人を集めるのに会期も短いのか、の訳もわかりました

一回展示されるとその後10年は展示されることが無いという正倉院宝物。

前回見逃してしまった「国家珍宝帳」が次に展示されたなら、そのときは絶対に行くつもりです。

 

 

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