ここ1年くらい、猫を飼うことについてずーっと考えている。
猫飼いたい!という思いは、子どもの頃からあって
野良猫を家に持って帰っては、親に戻してきなさいと言われて
泣く泣く、あきらめたという思い出が何回かある。
小学4年の頃、家で飼えないなら外で飼えばいいと考えついて
そのとき、なついてた野良猫を飼うことにした。
白くて小さな猫で、よくあげてたお菓子の名前をつけていた。
どこにも行って欲しくなかったから、家に帰る時間になると
大きなダンボール箱に猫を入れて、逃げないように閉じ込めた。
翌日、学校が終わったら走って向かい、
猫と遊んでまたダンボールに閉じ込める。
今考えると、なかなかの虐待だったよなあ。
そんなダンボールで飼ってた猫との日々を、学校の作文に書いたら
学校で配る会報見たいのに掲載されて、それが原因で野良猫を飼っていることが親にバレた。
もちろん「外で飼ってるなら良し!」とはならなくて
猫を飼っているところまで案内することになった。
そこは水道管と小川がぶつかる秘密基地のようなところ
閉じ込めていたダンボールはボロボロに壊れていて、猫の姿はなかった。
「本当にここで飼ってたの?」
「・・・」
「そっか、どんな猫なのか見てみたかったなあ」
「・・・」
内緒で飼ってた猫だったけど
うちの親にも見せたかったなって思った。