<あらすじ>
電車の中で見かけた具合の悪いオジサン。
寸前のオジサンを前に、緊迫した車内。
無事に駅に着き、電車のドアが開くと同時にトイレへ向かうオジサン。
が、階段のところで「痴漢!」と言われ捕まってしまった!
一体何が!?オジサンのお腹は今にも破裂しそうだ!
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な、なんと…
先ほどの具合悪いオジサンが
1人の男性に首根っこをつかまれているではないか!!
「こいつ痴漢です!」
お、オジサーーーン!?(汗)
どうしたん?一体何があったん!?とわけがわからず
ただボーっとその一部始終を眺めることしかできなかった…。
「いや…え…ちょ…わたし…!」と捕まりながらも階段の先へと
トイレに行きたそうなオジサンの素振り。やっぱりあのオジサンに違いない。
やがてオジサンらは電車から降りた乗客の波にのまれ
階段をあがっていった。
あたりはすぐ何事もなかったように静まりかえった。
可哀想に…と思いながらも、次の電車を待つことに
しかしあのオジサン、大丈夫だろうか…
せっかく間に合ってダッシュしたのに
その直後に痴漢呼ばわりされて捕まるなんて…
あんな状態で痴漢ができるハズないよなぁ
多分階段で何か手違いがあったんだろう。
もしかして階段の上でゲロかウンチが暴発…アワワワ
あぁ~面倒くさ
もうやだ
と思いつつ、向かったであろうトイレ&改札方面へ。(偉いじゃないか)
まぁ、その後が気になってたし。
駅の改札の方にいくと、トイレの前で
オジサンを捕まえた男性が仁王立ちでトイレをニラんでいた。
まさに仁王のような仏頂面である。
私「あの~さっきのオジサン…」
男「はい?」
私「あのオジサン、痴漢したの?」
男「ええ」
私「実は自分、オジサンと同じ車両に乗ってて、
ずっと具合悪くして、しゃがみこんでたんだけど…」
男「そうなんですか?」
私「うん、もうずっとね。で、駅ついてすぐトイレ行きたかったんじゃないかな」
男「…」
私「階段のところで揉めてたでしょ、多分、急いでたオジサンの
ちょっとした手違いなんじゃないかなーって、思うんだけど」
すると男性の横にいた女性が
女「私、被害者なんです…」
私「あ、そうですか。ホントに具合悪くしてたから
何か間違っちゃった気がするし、悪気はないと思うから、
できれば許してあげてほしいんだけど」
女「でも私、痴漢されたんです」
男「逃げ方が気にくわない」
私「まぁ、ギリギリで急いでたみたいだし…
階段でつまづいたんじゃないの?悪気はないハズ…」
女「いえ…ずっと車内にいた時からなんです」
私「えー?だったら本当にオジサンは違うよ、目の前しゃがんでたから、人違いだよ」
女「……違うんです、あの人、途中で車両を移ったんです」
私「え!?」
(((゜д゜;)))えぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・・・!!
男「だからホームで捕まえたんです。」
私「えーーー!」
とのその時、トイレから駅員とオジサンが出てきた。
おい!と話を聞こうと思ったら
すでに何かを諦めたような、開き直った顔で
オジサン「はいはい、どーもすみませんでしたぁ~~ヘ(゚∀゚*)ノ」
と、目の前を横切りながら、駅員と事務所の中へスタスタと入っていった。
あ、あ、あんのオヤジ! 芝居うってやがったのか…!
いかにも苦しそうな雰囲気を出して、ドアの先頭に出て
サッサと逃げようとしていたのだ……。
どうりで周囲の気つかいにも
今おもえば余裕の表情だったわけだ。。。
私「あー……なるほどね!アハハハ!」
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※怒られてはいないけど…こんな気持ちだった。
良かれと思った行動が、こんなにも裏目に出るナンテ…
階段の騒動の時に「ちょっとまちなっ!」なんて
大勢の前にしゃしゃり出なくてヨカッタわい…。
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後日、今回の痴漢にあった女性と捕まえた男性が、
健全な交際の末、幸せな家庭を築く…というのは
もう少し先な話である…。
↑これは、ウソ。
■今日読んだ漫画:イキガミ