好きに理由はないけれど | ひより plus

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パピヨン三姉妹との日常。

こんなのも撮りたかった


ちょっぴり大人っぽいみぃみぃ。でも目線はぬいぐるみ(笑)


好きって理由がないと思いませんか?

私はなんで犬が好きなのと聞かれたら、「かわいいから」「ずっと飼ってみたかったから」なんて理由をあげるけど、それって好きな理由と言うよりも、後付なんですよね。

でも、嫌いな人には漠然とした理由よりも、はっきりした原因や経験があるわけで。


そんな当然の事を私に教えてくれた人がいました。

彼女は小学校の同級生です。


彼女は当時大々的に報道された警察犬に襲われて重傷を負った被害者です。

訓練所で訓練中のシェパードに数え切れない程噛まれて、過酷な治療に耐えながら入院する事になりました。

加害犬の訓練担当も、同級生の父親でした。

加害犬は何度も表彰を受けていた優秀な犬だったそうですが、この事件で処分されました。


私たちはいわゆるマンモス校に通っていたので、小学生なのにクラス数は私の学年で7クラスもあり、彼女とは分校で別れることになりました。

学区から出てはいけないという良くわからない校則をかたくなに守っていた私たちは、分校後めったに会う事は無くなっていて、小学生の転校にありがちな文通をしようと言うほど離れているわけでもなく、別れて1年半以上が過ぎた事故当時は、正直忘れかけていた同級生でもありました。


彼女の名前がニュースで読み上げられて、彼女の傷が重い事、入院先は遠くの病院である事を知りました。


でも子供の毎日はとても早くて、「大丈夫かなぁ」なんて考えたのもほんの数日の事。

彼女の痛みも、訓練師の苦悩もわかるわけがなく、普通の毎日が続いていました。


そんな中、ポストに1通の封書が届きました。

手紙の主は入院中の彼女でした。


震える文字で、先生に勧められて手紙を書いた事。手紙を書こうと思った時に私を一番に思い出した事。

それと、返事が欲しいと書かれていました。


どんな返事を書いたのか、正直覚えていません。

でも彼女からは返事が嬉しかった事、今日は何針抜糸したよ等、闘病が綴られていました。


この文通は彼女が退院してからも暫らく続き、結局同じそろばん塾に通う時まで続く事になりました。


そろばんが終わった後、毎回いっぱい話して、近くの公園で遊びました。

その時になんで私を文通の相手に選んだかわからないけど、返事がとても嬉しかったと言われて照れていた覚えがあります。


もし彼女からの手紙がなかったら、私は彼女の事件を忘れていただろうし、犬が嫌いな人が再び犬に触れようと言う時に勇気がいることを気がつく事が出来なかっただろうと思っています。


彼女のような事故は特殊な話ですが、子供の頃吠えられてついついしりもちをついたから犬が嫌い、そんなよく有るような理由の嫌いだって、やっぱり勇気がいると思うんです。


私にとってひよりたちは本当に良いパートナーだから、犬って怖くないんだよって、犬嫌いでもひよりたちに興味を持ってくれたのなら、あたたかいふわふわ感を、なんとなく満たされるそんな気持ちをわかってもらえたら嬉しいと思っています。


なんだかまとまらない文になってしまいました。