ソ連時代には素晴らしい人形アニメがたくさん製作されました。
みなさまご存じのチェブラーシカもその1つです。
人形を少しずつ動かしながら、何コマも撮影し、動いて見えるようにする技法は
素晴らしいのひとこと。
今日、ご紹介するのは「ダマビョーナク、グージャ/Домовёнок Кузя」というお話です。
(ダマビョーナクはロシア語の発音に近い表記で、ドモビョーノクという表記方法もあります。)
このモジャモジャおかっぱ頭の子がグージャです。
クージャはすすで汚れていて真っ黒💦
4つのお話を見ることができます👆
”Домовёнок(ダマビョーナク)”とは家にいる妖精で、
家に住み着くとその家と家族に幸せが来ると言われています。
日本でいうと「座敷わらし」のようなものでしょうか。
「ダマビョーナク、グージャ/Домовёнок Кузя」は
タチアナ・アレクサンドロワの童話を基にし、
マリーナ・ヴィシネヴェツカヤとヴァレンティン・ベレストフが脚本を書いたお話で、4つの物語があります。
このお話をベースにニキーチン工房さんが
楽しいマトリョーシカを作りました!
この作品のドーム型の箱には3つの場面が描かれています。
一番左の場面は映画”Дом для Кузьки(クージャの家)”の1シーンです。
ずっと住んでいた木造の家が取り壊されて、住むところがなくなったクージャ。
その様子を見ていたナターシャという女の子の家に入り込みます。
クージャは食べ物がたくさんある冷蔵庫を新しい家にしようと決めますが、さてどうなるのでしょう………
映画のシーン。クージャはお風呂に入った後なので、お顔も髪もきれいなのです。
真ん中には第2の場面、”Приключения домовёнка(ダマビョーナクの冒険)”という映画の1シーンが描かれています。
ティータイムを楽しんでいるおかっぱ頭のクージャにおいしそうなパンをふるまっているのは、ロシアの童話によく登場する、魔法使いのおばあさん・バーバ・ヤガーです。猫と一緒にいます。
おいしそうなパンですね!😺が狙っています。
右側の第3の場面は、ニワトリの脚が付いたバーバ・ヤガーの家と
森の木の神様、レーシー(Леший)と小さな孫レーシー(внук Лешего)が描かれています。
レーシーと、どんぐりのような孫レーシー
クージャと孫レーシー
箱の中には8つの人形が入っています。
左から、魔法使いバーバ・ヤガー、クージャの先生・ナファーニャ、ネコ、
クージャ、ナターシャ、孫レーシー、レーシー
物語の世界を再現した楽しいマトリョーシカです。
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