本日、海から帰ってきて
妻と仲良くいつも使っているエレベーターに乗った時
妻が
「この中に3つブローチがあるよ」
と言った。
僕は何の事か忘れて
「は?」
と言うと、妻はニヤリと笑い
「鼻くそブローチ」
と言った
「マジか?まだ残ってたんか?」
と僕が言っている最中に、妻が妙なところを見つめているので、視線の先を追って行くと・・・・
「あ、あった!Σ(゚ロ゚;)」
紛れもない「鼻くそブローチ」だった。
【 本当にやってたんだ・・・・(゚д゚;) 】
「あと、2箇所、さ~て分かるかな?」
妻の挑戦的な言葉に、僕は少し熱くなった。
急いで探す
「あ、あった!・・・あと一個・・・・どこだどこだ・・・」
もう、3階についてしまう
このままでは真相が分からないままになる・・・
そう思った時
妻の顔の高さに黒い陰が・・・
「あ!最後のやつ めっけた!Σ(゚ロ゚;)」
妻を見ると、何も言わずに目をつむり、僧侶のように深く二度頷いた
「やった、やったぞ!」
僕は、宝物を探し当てたような達成感を得た
しかし・・・
ドアが開き、エレベーターを出る瞬間に思った
【 これ、いつも乗ってたけど・・・ずっと、付いてたんだ・・・】
すぐに達成感は消え・・・・・・背筋が寒くなった