スカラ座閉館 | ジュンちゃんのひとりごと

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その日の気になったもの・出来事なんかを書いていきます

今、各地で小さな映画館が無くなっている

映画業界全体が映写方式をフィルムからデジタルに切り替えてきているからだ

デジタル映写機を買うのに多額の費用がかかる為、採算が合わず閉館する映画館が増えている

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11月1日、思い出の映画館が閉館した

これで山口市から新作を見る事ができる映画館が無くなった。

高校時代から通っていたこの映画館が無くなったと聞いてショックだった。

といっても、思い出のあるのは建て変わる前のスカラ座で、旧スカラ座が建て変わると聞いた時もかなりのショックだった。

僕が映画館に通い出したのは高校時代で、当時はスカラ座と併設してニュー泉都という映画館があり、中央にチケット売り場が突き出していた。
中では無愛想なおじさんがチケットを販売し、中の売店にも無愛想なおばさんがお菓子やパンフレットを売っていた。当時は2本立てで1500円。パンフレットが500円で、お小遣い月5千円だったので、バス代も考えると月に1度の楽しみだった。
壁にはハリウッドの有名俳優・女優のポスターが並び、ニュー泉都については売店がスカラ座と共用していた。
スカラ座はメジャーな映画、ニュー泉都は通常大人の映画で夏冬には急に子供向けの東映のアニメを上映するという、今では考えられない形態をとっていた。

当時は「同時上映」というお目当ての映画とは関係の無い映画を見せられていたが、その映画が逆にお目当ての映画より面白かったという事が多々あった。
記憶が定かでないが、ジョーズ3Dの同時上映で見たエディーマーフィーのデビュー作「48時間」という映画がとても面白くて、2回見た覚えがある。つまり1本約2時間の映画を2回ずつ
計8時間映画を見ていた。当時は上映後に追い出される事もなく、気に入ればずっと座っていて良かった。この時、座り心地の悪いイスに長く座る時は太ももの下に手を挟んで入れておくと楽という裏技をあみだした。

話が若干それたが、歳を取ると、時代の流れの中で思い入れのあるものが無くなるという辛さを何度も味わう事になる。思い出の映画館、思い出の店、思い出の景色・・・

無くなっていくものには、それなりの理由があるかもしれない
いつ行ってもガラガラの席、お洒落じゃない雰囲気、座り心地の悪いイス、愛想の悪いもぎりのおじさん・・・

でも、僕はこの映画館が好きだった。

僕が建築士を目指すきっかけになったのも、旧スカラ座を自分の設計で建て直したいと思ったからだ。好きだった映画館が無くなる事はとても残念だ。しかし、形はなくなっても僕の記憶の中には永遠に残るだろう。

スカラ座

沢山の楽しい思い出をありがとう・・・お疲れ様でした