ヴーーーーーーーっ
その音は鈍い音を立てて響き渡った
ついに来てしまった
よくある住宅街の古ぼけたマンション
「はぁーい」
聞こえたのは以外にも
女の声だった
がちゃ
ゆっくりと気だるそうに
扉が開く
「アンタ誰??」
グレーのスエットを着た女が艶やかな声で静かに聞く
・・・・!!
何も言えなかった
マンションの中の薄暗い玄関からは
下駄箱の古くせぇ匂いと
各家庭の独特なにおいがした
「・・・・あ~君ねぇ
コージが見つけた新しい子
まぁ あがんな」
胸まで長い髪はきれいにモカブラウン染まっている
鼻は高く肌は透き通り
長いまつ毛が印象的なこの女
見たことのある目をしてる
・・・
ああ
あの男と同じ目だ
深く吸い込まれそうな何かを秘めている瞳・・・
「コージィ例の子きたよぉ」
オンナは気だるそうに
3LDKの部屋に案内した