家でぶっ倒れていたら、
オカンが来てくれまして。
涙ながらに
「一人前の大人として頑張るので
安心して見ていて下さい」
なんつった翌々日のことですよ。
なんつ-か本当アレですよ。
低体温の私としては
だいぶ高熱だったことと、
全然食べてなくて
体力が無かったことなんかが
色々重なりまして、
引きずられるようにして
オカンの運転で近所の町医者へ。
改姓手続きの為に保険証が無い
との説明から始まり、
インフルの疑いがあるからと
案内されたのは
ソファ-が並ぶ待合席ではなく
離れた暗い廊下のパイプ椅子。
とにかく寒くて寒くて
身体の節々が痛くて痛くて
起きてること自体辛いってのに、
待たされること1時間。
やっと呼ばれたと思ったら
「あなた辛そうだからベッドへ」
(ベッドあったんかい。)
連れていかれた個室には
ふかふかベッドが3つと
簡易ベッドが1つ。
どこが良いかと聞かれ
どこでも良いと答えたら
「じゃここでいっか」
と簡易ベッドへ。
(なんでや。)
かたーい簡易ベッドで
薄ーいタオルケット1枚をかけられ
待つこと1時間。
(寒い。痛い。寒い。)
○○○さ~ん
と完全なる素直な訓読みで
誤って呼ばれたため
新姓に慣れてないことも加わり、
全く気づかず、とばされる始末。
※はっとした時既に遅し。
(痛い。寒い。痛い。)
更に待つこと30分。
「辛い?」と一言
声をかけてきた看護師。
(あたりまえじゃん。)
「つらいです」と答えると
「だから、どこがどんな風に?」
とイラッとされた。
(なんでや。)
「頭痛が酷いのと、咳が出ます。
あとはとにかく寒いです。」
歯をカチカチ鳴らし
ハァハァしながらやっと答えると
「だよね~辛いね~」と看護師。
(分かってんなら聞くなや!)
(つか毛布持ってこいや!)
「次あなたの番ね。
さっき名前間違えちゃった。
難しい漢字使うのね~」
(え。漢字は超簡単しょ。)
でも謝っといた。
「なんかスミマセン…」
ひーこらひーこらばひんばひん。
やっと呼ばれ、診察室へ。
発声の強弱が激しい女医だった。
だから何言ってんのか
どうも聞き取りづらかった。
「今日はどうした?」と女医。
(あの看護師から聞いてないの?)
(じゃあなんで看護師にイラッとされたの?)
(そんでなんで私をイラッとさせたの?)
「頭痛が酷いのと、咳が出ます。
あとはとにかく寒いです。」
※2回目。
「あっそ」
(……………………。)
「ちょっと胸の音聞かせてね」
「あ、なんか心臓の音ヤダ」
「うん、やっぱりヤダ」
「心臓専門の病院に行ってきて」
慌てる私「今からですか?」
「あたりまえじゃん、嫌だもん」
(あたりまえに嫌だって…。)
「薬あげるから、
それ飲んで寝て待ってて」
「あたし紹介状書くから」
かたーい簡易ベッドで
薄ーいタオルケット1枚をかけられ
待つこと1時間。
(寒い。痛い。寒い。)
薄ーいタオルケット1枚をかけられ
待つこと1時間。
(寒い。痛い。寒い。)