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白夜行

年に半分は海外におり、家族の時間が犠牲となるその人生に、いよいよ疑問を抱いています

海外出張中は読書するんです
というわけで、またベトナムにいます

白夜行、東野圭吾初期の作品ですね

暫く遠ざかってたんですが、ふとしたきっかけで読もうと思い、今回持ってきました

ブックオフで100円。約850頁の長編がこの値段ってのも、それだけ玉数が多いってことなんでしょうかね

それだけ売れたと

早速ですが、個人的感想とし、時代背景が実年齢と若干被るところあり、絵としては非常に描きやすい、そして東野流の読みやすいタッチ、これ相まって、なんか流れるような、四季が淡々と過ぎるというか、風が流れるような、いい意味で読書をした~っていう満足感あり、悪い意味では虚無感・・・、そんな作品でした

容疑者xの献身、寂しくもあり、暖かくもあり。これに近いとはいいませんが、静寂に潜む慟哭というか、そういったものが力強くも穏やかに描かれてますね

昨今のエンターテイメント狙った作品はどうかと思いますが、こういった力ある作品はやっぱいいですね

横山秀夫さんの作品なんかも、わりと好きなんですが、ちょっと似てるような、似てないような。


さて冒頭、時間を犠牲にするその理由、あたりまえだけど、それは所詮ミクロな悩みであり、解消したところでこの広大な沼から逃れられるわけでもない。

さらに時間と共に霧は深くなる一方で、結局「唯ぼんやりとした不安」、これで片付ける他ないのかと

そんな不安を確認出来るものが、自分の求めるものであり、それはこの白夜行もテーマとしてふくんでるわけですね

iphoneや村上春樹で満たされることは、幸せなことだと言いたい。皆大変だけどね・・・