珠算と暗算について | 珠算1級 合格への道

珠算1級 合格への道

高3(りろ)&中2(ちっち)の姉妹の、競技かるた&そろばん記録(+家庭学習、英語、習字)

子どもにそろばんを習わせている親御さんの中には、
「せめて珠算3級は取らせたい、できれば1級まで」
と、お考えの方も多いようです。

また、中学受験予定のご家庭では、
「小2~小3ぐらいまでに可能な限りすすめて、塾へ移る」
と、決めている場合もあるようです。

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ところが、

日商珠算1~3級では、300点満点中、合計240点以上で合格。
つまり、正解率80%以上で合格。
(制限時間内に終わらないけど、いつもミス無し!という方もいると思いますが。)

全珠連1~3級では、各種目150点満点で、各100点以上で合格。
つまり、それぞれの正解率約70%以上で合格。


このような現状ですので、

「○級まで取らせたい」
「できるだけ進めたい」
と思って、その目的が達成できたとしても・・・

「思っていたほど計算力がつかなかった!」
ということもあるかと思います。

こういった、期待はずれ(?)のような思いを抱いてしまうのは、
・「珠算○級」というだけでは見えてこない、計算のスピード・正確さ
・「珠算○級」に必ずしも連動してこない、暗算力
などに、思いが至っていないからかもしれません。
(特に暗算のほうは、検定の存在すら知らない方もいます)

珠算で同じ級の子が、計算力も同じとは限りません。
同じ級でも、

・人によって、計算の正確さ・スピードに差がある

 (余裕で解き終えてもミスが多かったり、逆に、計算はそれほど早くないけれど正確でミスがなかったり。)

・人によって、暗算力に差がある
(珠算3級ぐらいからは、見取り算でそろばんを使わずに、暗算で解く子もいます。暗算の指導時期もさまざまで、早めに暗算指導をするところもあれば、珠算3級の練習が始まってから暗算の指導をするところもあり、なんと、いっさい暗算を指導しないところもあるようです。)

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なんとなくイメージで珠算○級を目指している方、
なんとなく、できるだけ進もう!と頑張っている方、

あとから、こんなはずでは・・・とならないように、
進度にばかりこだわらないほうが良いかもしれません。
(わけあってどうしても早く○級が必要という場合は別ですが)

次回の予定
「競技会参加と検定」

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