いよいよ来月から、埼玉県の生徒さんは本格的に硬筆展の練習が始まります。
今まで友人の子には趣味程度でここ数年教えてきましたが、今年1月にHPを立ち上げて一気に生徒数が増えてからは私にとっても初めての硬筆展となります。
通信をはじめたのも、遠くて通えない!けど私の字を気に入ってくれた方のお力になりたい!という想いからスタートしてみましたので、どこまでご期待に添えられるかは未知の世界でもあります。
通信とはいえど、一般的な書道教室に比べて少し厳しいかもしれません。
賞がとりたいのであれば、上手くなりたいのであれば、何度も何度もとにかく書くしかないのです。
でも、ただがむしゃらに書くのでは全く意味がありません。
毎回書く時間以上に反省の時間をしっかりと設け、お子様自身でまずは反省させて下さい。
「お手本と○○ちゃんの字、どこが違うかな?」
「そうだね、ここがヘンだよね。じゃあ次はどうすればもっとうまく書けると思う?」
「じゃあ忘れないようにお手本に書いておこうね」
「他にはどこが違うかな?」
「じゃあちょっと今反省したところ書けるように、その字を何回も練習してみよう」
このような反省の流れで保護者の方がサポートしてあげて下さい。
反省の仕方もわからなければ細かくお教えしますのでおっしゃって下さいね。
そして、硬筆展での目標は人それぞれかと思います。
クラス代表になりたい子。
県展に行きたい子。
県展で字が書いてある賞を獲りたい子。
県展で特別賞を獲りたい子。
みんなそれぞれ想いがあると思います。
お手本が手元に届いてから硬筆展終了までの期間は、毎日練習することをお子様と約束して下さい。
どうしても他の習い事との兼ね合いで毎日1枚書くのが難しい日は、名前の練習だけでもいいですし、苦手な文字だけの練習でもいいです。
練習を1日休んでしまうと、それまでやってきたことを取り戻すまで2日かかると思ってください。
2日休むと4日かかるのです。
ですので、毎日少しでもいいので、必ず鉛筆を持ち、机に向かうよう親御様が促して頂きますようお願いします。
そして、親御様には『鉛筆削り』のご協力をお願いしております。
鉛筆の削り方ひとつで、作品の良し悪しが全て決まると言っても過言ではないです。
通信の方にも入会後は削り方をレクチャーさせて頂いておりますので、お忙しいところ恐縮ではございますが、頑張っているお子様の為にご協力宜しくお願い致します。
こっそり電気鉛筆で削っているのを発見した場合は罰金です。ウソです(笑)
長くなってしまいましたが、やるからには後悔のない賞を全員目指していきますので、どうぞ宜しくお願い致します!
甲斐 曉礼