今日は、私の多発性骨髄腫の、発症、判明の経緯をコピペの予定でしたが、
造血幹細胞採取をしたので、その記録を先にしておきます。


ハーベスト、といえば、収穫というの意味があって、なんかこの週末、都内でハーベスト祭りってあるみたい。

あと、自然食ブュッフェのハーベストがありますねー。

腎アミロイドーシスで蛋白尿がずっと出ていて、塩分制限がある私は、
普段あまりなんでも食べられないので、
お腹いっぱい食べたい時なんか、
ハーベストで野菜をたくさん食べます。

さて、今回のハーベストは、
造血幹細胞採取の、採取、から、
ハーベストなのかな?


【私の造血幹細胞採取(ハーベスト)の半日】


造血幹細胞採取、10時過ぎから始まり、午後一時に終了。


3.7×10の6乗個、採取できたとのこと。


一回の移植に必要な量は、2×10の6乗個なので、

一回分としては十分、2回分としては少し足りない、という程度。


現在、新規薬剤がどんどん出ていて、その内、

移植の成績を上回るのでは?と言われているので

2回目の移植の可能性は低いのではないかと思う。

なので、採取は今日のみ。

(私が強く望めば明日も採取できるが、先生も強く勧めはしないとのこと、やめときます)


明日、退院できそう。



今朝6時    

採血

白血球を増やす薬、G-CSF製剤、土日月火と打ち、最後のを注射。


前日の血液検査で、造血幹細胞の増え方が少なかったときは、前日夜11時にモゾビルというのを注射するのだけと、私はその必要はなし、との判断だった。


8時   

肘の正中静脈付近に、貼るタイプの麻酔薬添付。

どちらも静脈が二本見えたので、二枚張りしてくれた。


10時前    

点滴ルートを取り、輸液とカルシウム製剤を点滴開始。






10時

血液浄化センターへ。


主に、通いで透析をする人たちが来るところ、広ーい。

色々機械を動かしたり、調整したりするのは、臨床工学技士さん。





私の担当医2名も来てくれて、


お1人が今朝の血液検査の結果説明。

造血幹細胞の指標、CD34の値が昨日25で、今朝が26だったかな?

白血球数は3万後半。

採取には良い状態とのこと。

この先生はいつも質問に丁寧に詳しく答えてくれて助かります。

入院の良さは、外来ではゆっくり聞けない質問をたくさんできること。


もうお1人、女医さんが肘の生中静脈に、採取用の太めの針を、刺す。ワンレンでカッコいい先生。

麻酔もきいているせいとは思うが、ほとんど痛くない。

先生うまいね。


この針を刺した所の写真を撮り忘れて残念!


一生に一度のことなのに😢


10時15分ごろ機械が動き出す。開始。


全身の血液を、右腕からいったん外に出し、機械を通り、造血幹細胞をとったあと、左腕からまた体に戻す。


だから、小柄な女性は、男性に比べ、全身の血液量が少ないから、時間が短くなるとのことで、

三時間と聞いていたけど、そこまでかからないみたいで、2時間40分くらいで終わった。







血液がいったん外に出て、戻るので、けっこう冷えを感じる!


寒いから毛布をしっかりかけてもらい、首肩周りにはプラスバスタオル、足元に暖かい柔らかいのを入れてもらった。


病室を出るとき、センターに着いたとき、と直前に二回トイレに行ったのに、なんとまた行きたくなってしまった。


途中で、針につながる管を抜いて、血が固まらない処置をしてもらい、腕を曲げないよう注意して、トイレへ。


なんとか、できた。ほっとした💨


一応、いったん外せるんだねー。

これは、お医者さんによる事前説明では、なかったなあ。

ベットの上でそのままの姿勢で、尿瓶的なものにするものだと思っていた。

それも可能とのことでしたが💦



スマホで、イヤホンつけて、音楽を聴くことは可能。


肘は曲げられないが、手先は使える。


でも画面は見づらいので、用意はしていったけど、結局使わなかった。



足、脚は動かせるので、助かった。

むしろ、動かすようにした方が血液が循環して良いみたい。


あと、採取量が減った時は、血を抜いている方の右手で柔らかいが弾力のある星型のものをギュッとにぎって腕の血管を張り、循環を促した。


これも、写真撮ろうと思ったのに忘れた。残念。



前半の途中で、技師さんとおしゃべり。

技師さんも私の質問によく答えてくれる。


この機械の値段とか、

この病院の透析患者さんは腹膜の人の方が多いとか、

病院の食堂の味付けが濃いとか、

売店にもっと減塩のもの揃えてほしいよね、

とか。


病院の食堂なのに、味が濃いなんてなー!

私は日本外食控えてるからいかないけど、

病気でない人でも濃いと感じるとはねえ。


こうやっておしゃべりしていると、知らぬ間に時間が過ぎるからよい。


そういう意味では、付き添いの人がいて、おしゃべりしていると早く終わるかも。


付き添いってできるのかな?

確認してないけど、できそうな気はする。


後半戦…


全身状態は、

眠いけど眠るほどではない、

身体は、G-CSF製剤による骨盤や大転子の重だるさが増強したような、なんとも言えない、身の置き所がないような感覚。


カルシウム減による手足のしびれの前段階のような感覚もあり、なんとも気持ちはよくない、落ち着かない感じで、やはり大変ではある。


それでも、時間はそれなりに進み、まだかな、まだかな、という感覚はそれほどなかった。


後半、血圧が70台に低下したため、足をあげ、頭を下げ、輸液を増やす。

それでも、更に68になり、あくびをしたり、眠かったり、あまりよくないので、あと残り5分というところで、まあまあ血は採れてそうなので、終了となった。


午後1時ごろ終了。


ほーっ終わった‼️


肘に刺した針を抜き、点滴はそのままで。


車椅子で病室に戻った。



お腹すいたよー。ということで昼食。


ややフラフラするが、その後、すこし眠った。


夕方には回復、普通に歩けるし、元気。


明日、退院予定となった。


今回の入院の山が終わり、ホッとした。




三週間後、今度はいよいよ、大量化学療法と造血幹細胞移植。

もっとずっと大変だ。


明日退院したら、次の入院まで外来もないので、

今晩、看護師さんが、移植の入院時のいろいろ細かい点について、説明してくれた。


私も質問しながら、1時間も話しました。


しっかりいろいろ聞けて、イメージも湧いてきて、ありがたいです。


首にカテーテルさすのとか、ちょっと怖いし、

やはりどのくらい具合が悪くなるのか、不安だけど、

まあやってみないとわからないからね!


頑張ろう。



今日取った私の造血幹細胞さん達。

またよろしく。




今夜の夜景


右に見えるのは、私が名付けたセブンビル。

なんか7の字に見える。


田町の駅前のセンタービルなんだよね。


東京タワーもちょっといつもと違って綺麗でした。