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実母のことをふと思い出すと、





41年経っても全然わからない人だった。




幼少期は、

そういう人なんだと思ってたけど、

世の中の事を知るようになると、

なかなかヤバイ人だったのかもと思う。


 



ただ診断名はつかない病なのだと思う。






気性の荒らさの基準が、まずわかりかねる。

それで怒るの?みたいなところで怒り、

これは怒られるでしょ?みたいなところで怒られない。




躾の基準が世の中ではなくて、

彼女の判断基準となってる。

なので、こちらは世の中と母親の価値観を分けて生きなければならなかった。




なので、幼少期は混乱した。




それと、 

人の話が全く聞けない。

これは多少なりとも障害だと思う。

人の話が1~10まであるとして、

そのうちの1、頑張って2くらいしかきけない。

その後の10までは、彼女が作り出した空想の世界になる。




こちらが理解を得て欲しい話は、

1年間に2~3回しか理解してくれない。

彼女が勝手に想像するストーリーとなって、変わっている。




これは凄く怖いことだった。

話してるのに、

聞いたフリをされることは、

存在が無視されてるように思えた。

子供の頃、よくこの回想シーンを夢でみていた。

話してるのに、無視されてる夢。

辛かった。




そして、

彼女自身の善悪の判断も彼女の独断で決めていて、

世の中と断ち切ってる感じが不気味に思えた。





正反対の父親と

なにをどうやったら

結婚に至ったのか全然わからない。





続く。