皆さんおはこんばんちは

もう更新することのないと思っていたブログですが、自身の作るハンドメイドルアー
[Melt]が手渡し出来る範囲外の方へ渡り始めたので
ここらでこのルアーに関して取扱説明書みたいなものを書いておこうと思います。

Meltというルアー



このルアーは学生時代に真冬にデカイバスが釣りたいという考えの元、製作に至ったルアーです。

素材はウッド(桧)
重さは約3oz

自分はツララさんのエルホリゾンテ78をメインに使用して投げています。
他にはFeeler79や73リミックスで使用したりもしますが、少し柔らかく感じるのでボトムのデッドスローくらいのシビアな釣りはやりづらいと感じると思われます。

基本的な使用方法

現在ではハイフロートタイプとローフロートタイプの2種類で製作してます。

ハイフロートタイプ
表層~ボトムのスロー~デッドスロー巻きをメインに使います。

旧個体では浮力が低い状態で作っていましたが、ボトムのデッドスロー巻きという概念を友人周りに説明してもこの感覚を理解するまでにかなりの時間を要した為、表層でウェイクベイトみたく使ってもらえるようハイフロートの設定で製作しました。

ローフロートタイプ
ある程度潜らせて使用する時に使います。
厳冬期のボトムのデッドスロー巻きで使用する時に少ない板オモリで使用したい方はこちらの方が良いかも。


見た目のロングリップから見て分かるように早巻きには対応していません。

ただ巻き~スロー巻きの間ではジョイントから音を奏でます。

ハイフロート個体は春~秋の間まではノーチューンで表層を巻いてくる使い方を多用しています。
ロングリップ・ラインの重みで遠くに投げるほど潜る力が強くなるので、ロッドを立てて沖では、よりスローに巻いて使っています。

ピンではラインスラッグをかなり作って表層や表層ちょい下を漂わせたり、シェイクを入れてジョイントから音を出してバイトに持ち込む使い方も有効です。

手にした方は使い方もイメージ出来ないことが多いかもしれないので、とりあえず分からなければ魚に食い気が入るマズメ時やナイトの時間帯に護岸など岸際の表層を巻いてもらえれば何も考えなくても釣れますw
そこから自分なりの応用を見つけて貰えればと思います。

冬季での使用について

ここからはかなりシビアな釣りになってきます。

ウエイトチューンは必須です。
ハイフロートタイプでボトムを攻める場合、板重りは1mm厚を推奨しています。
ローフロートタイプは0.5mmで調整出来るように浮力落としています。

おすすめはACTIVEさんの鉛シール




これを全体的に貼りますが、ハンドメイドルアー故に個体差は出てきます。
好みの調整にしてもらえればと思います。

個人的には少し前傾姿勢くらいの姿勢で
「これ浮いてきてる?」ってくらいのデッドスローフローティングに調整してます。
根掛かり多発地帯等の地形によってはゆ~~~くり浮いてくるくらいの調整に設定することも有ります。

この設定にした事によってボトムをより低速に巻いてくる事が出来るようになります。

よく言われるハンドル1回転何秒っていう表現ですが、あれはギア比やフィールドの地形が違えばまた変わってくるので一概には言えませんが、
レボビースト・グラップラー300HGを使用して
1回転5~7秒くらい?体感的にですが...

慣れてきたらちゃんとルアーが動いてるのが伝わってくるのでそれが感じられる最低速度で地形に沿って巻いてもらえると良きです。

自分がフィールドで経験し感じた事を纏めていますが、僕よりも猛者は星の数ほど居ますのであくまで参考程度に...

フックに関してですが、僕はツインフックシステムを採用してる事が多いです。
サイズは1/0あたりのサイズを着けてたと思います。
トレブルフックを着けるなら1番くらいのサイズをオススメさせてもらってます。


使用後の補修について

ぶつけたり使用に伴い塗装が剥げてきます。


そのまま放っておくと更なる塗装剥げや浸水の原因となるのでこまめな補修をされるのがオススメです。

僕の場合は使用後1日くらいボックス空けっぱなしにして乾燥させた後、瞬間接着剤で剥げた部分に軽く塗っています。

テールを止めてるのは爪楊枝を使用してますので、簡単に交換できるようになっております。
外れるかも...って思って爪楊枝の部分に接着剤流すのはお控えください。
交換難易度が格段に上がりますw

爪楊枝が入りにくい場合はペンチ等で軽く圧縮してから入れてもらうとスムーズに入ります。

リップが外れた場合は、瞬間接着剤でガチガチに塗って止めるのだけはお控えください。

リップはある程度の負荷が掛かると外れる様に接着してあります。
これは強い接着剤を使用するとボディーごとサヨナラする可能性があるためです。

僕は2液のエポキシ接着剤で固めるか、ホットグルーで止めた後に瞬間接着剤を1滴くらい流す感じで止めています。

破損に関してはご自身でどうにかなるレベルではないものもあると思うので、インスタやTwitterのアカウントにDM飛ばしてもらえればと思います。





 今後について

今までそんなに需要があるわけでもなかった僕のルアーも有り難いことに欲しいと言って頂ける機会が増えてきました。

そもそもあなたのルアーどうやったら手に入りますの?って感じだと思うのでこちらにも記載しておきます。

前まではゆるーくオーダー受けてましたが、ある日Twitterで軽くバズってしまい一瞬で製作キャパを超えオーダーストップさせて頂いてました。

製作する中で自分のやり方だとオーダー形式は合わないと判断した為、今後は完成した個体をインスタグラム又はTwitterにて掲載後、期間を決めてその間にDMを送って頂いた方の中から抽選という形を取らせて頂きます。

値段はその時によって変動すると思われるのでその都度記載すると思います。

個人のハンドメイドなので、個体差、リップやテール、造形などまだまだ粗い所があります。
それも含めてハンドメイドルアーの良さや味と感じて頂けると幸いです。

 おまけ
 
Melt以外にテスト中のルアー

 Melt slim


Meltはどちらかと言えばナイトゲーム寄りなルアーですが、Melt slimはナイト・デイどちらでも使えるように調整していく予定です。

テスト段階で長さ・ウエイトレコード出してるので中々の威力だと思います。