物心ついた頃から両親はケンカばかりしていた。


私は私でなんでお互いに嫌なことをしてしまっているのか?


そこをあえてしなければよいのにと。

それが私。

小学2年生に気づくのである。

喜ぶことはしなくても、嫌がることはしなければ先ずはケンカにはならないのにと。


父はとにかく綺麗好き。

くつをそろえる、部屋の中は散らかさない

ドアは静かにしめる。


特に靴はほんとに神経を使って脱いでいた。


そして、母。


母は三度の飯より読書好き。


とにかく読書好き!

とにかく新聞が大好き!

その頃は当たり前のように朝刊夕刊をとっていたから隅から隅まで読まないと1日が始まらない。

新聞の他どんな本でも活字たるものがあれば読む。週刊誌もバンザイ!


家事もせずに読む。


その頃父は夜勤があり、朝方帰る日もあった。


それなのに、自分のスタイルを母は崩さないのだから家の中は何も始まらず何も終了していないのである。


父が朝方帰ってきても父が家を出た時と何も変わっていないのである。   笑える


あっぱれである。




 ※ 写真 西安🇨🇳