暑い毎日が続いているモンタナですこんな時はそうめんが食べたくなります。でも、アメリカでそうめんなんて...。と思っていたら、普通の地元のスーパーに大量にありました
そうめんってアメリカでも人気なのでしょうか?それとも従業員が間違って大量に仕入れてしまったのでしょうか?何はともあれ、おかげで冷やしそうめんにありつくことができました
(麺つゆはネットで購入。)アメリカ人の夫は無言で食べてました。
※事前にお断りしておきますが、この情報は私の住むモンタナ州を基準にしています。州によっても違いますし、所々私の主観も入っていますので、ご了承ください。
さて、アメリカはおそらく誰もが認めるであろう先進国。きっと、出産、産休、育休、子育てに関してもすごく進んでるんだろう。と思われているかもしれません。
が、
日本でいうような出産一時金なんてありません
育児手当のような経済的保障は基本的にありません
もっと言うと、保険によっても妊娠、出産に伴う負担率は違います。
で、産休、育休制度ですが…アメリカ全体で言うとそういった制度はありません。
変わりに、The Family and Medical Leave Act(FMLA)というものがあります。簡単に言うと、育児(出産)、介護や看病に関して条件に当てはまれば、最大12週間の無給休暇が与えられ、雇用の継続を保証してくれるものです。(無給になるか有給になるかは、正直会社によりけりです。)
幸い、私の勤めている職場は、有給休暇分、短期傷害失業保険(Short-time Disability)がこのFMLAに対して使えるようになっています。ので、その分は有給になります。
私の職場では最大12週間産休が取れ、自然分娩の場合は最低6週間、帝王切開の場合は最低8週間休業しないといけません。(最短で職場復帰する場合は医師の許可書が必要)
で、産休に入るのか…。
明確な規定はなく、結論としては人によるです。
私も上司に相談したら、
「ギリギリまで働いてて、ここで破水した人もいるのよね…。」
とのことたえ。
お医者さんに聞いても
「ん~。人によるのよね。一応産休は最大12週間は休業できるけど、早めに産休に入っちゃうと、出産後は早く復帰しないといけなくなっちゃうし、長く休みを取ると収入に響くから、出産ギリギリまで働いて、出産後しっかり12週間取る人もいるし…。」
何ともあいまいな答え
要はいついつから産休に入りなさい。とは確立されてないらしいです。「最大12週間あげるけど、使い方はあなた次第」と言ったところでしょうか?
で、私はどうするかと言うと…
予定日の一週間前から産休に入ることにしました。
そして、現在の予定では10週間の産休を取る予定です。
(なので、10月末ごろに職場復帰の予定です。)
有給で産休制度があるだけ、本当にありがたいのです…。もしかすると他の企業にはそういった制度はないかもしれない…。あっても完全に無給かもしれない…。
実は夫の場合は、小さな事務所なので、「制度」としてはないのですが、一応とても柔軟な対応をしてくれるようで、予定日前後は出張を入れないでくれたり、いつでも休みがとりやすい様に環境を整えてくれているらしいです。(そして、従業員が上司をのぞいてほぼ女性なので、理解があるようです。。。と私が勝手に思ってます(笑))
最近、ちらほらYahooニュースで出産手当が増額されるだの、日本は出産、育児に優しくないだの…。色々な記事を見かけたのですが、出産一時金も出る、育児手当も出る、一応産休取得制度で経済的な保証ももらえる。
表面だけ見れば日本の産休、育児に関する制度はいいな~。と思います。
いつも思うのですが、日本にいる時には見えなかったものが、外に出ると色々見えてくるのです。日本の中にいて、あれこれ批判するのは簡単ですが、フッと距離を置いてみた時に、実は批判するほどでもなかったり…。「井の中の蛙」とはよく言ったものだな~。としみじみ思います。私は個人的に何事にも一長一短があると考えているタイプなので、感情に任せてあれこれ言う前に、いったん冷静になって本当にそこまで批判することなのか、賞賛することなのか…を考える、正直面倒くさいタイプの人間です石橋をたたいて渡る…というか、「隅から隅まで叩きまくってからしか渡らない」タイプの人間で心配性です(笑)
まあ、要するに何が言いたいかと言うと、日本の常識はアメリカでは通じない。ということです。(その逆もしかり)でも、それをどうこう言ったところで何も始まらないので、「違いを楽しむ」ということを心がけています。(でも、どうしてもイラっとすることもありますけどね!)
日本にいても人それぞれ違いますしね。その違いについてあれこれ言っていても仕方がないので、ある程度はスルーすることにしています。この方が心の平安も保てますしね(笑)
ただ、進んでいると思っていたアメリカは実は出産、子育ての後進国だったということはショックだったんですけどね~
何はともあれ、まだまだ暑い夏。あれやこれやで血圧を上げずにクールに過ごしていきたいですね。皆様が心身ともに少しでもリラックスできるように願っています