三浦さんが入院する前のこと。
三浦宅での話。
「りおな。ちょっとこっち来て。」
呼ばれました。
「重要な書類、全部ここにまとめて置いてるから。
大体、ここ確認してもらったら入ってるから。」
重要書類の在処を教えてもらいました
さすがに人の目につく所には置いておらず、教えてもらわなければ絶対に分からなかったね、この場所は。
「あー、あとこれ、俺のカードの暗証番号。」
「え…」
。。。。
サラッと言われたけど、、、
今、結構、重たい情報を聞いた気がする…
「…え教えて大丈夫なの…それ。笑
私、三浦さんの預金、独断で引き出すかもよ。勝手に残高見るかも。カードと暗証番号が揃ったら大概なんでも出来る気がするけど」
普通はどうだか分かりませんが、私、彼氏の諸々の暗証番号を聞いたの初めてです
ATMでお金を引き出す時にも絶対に画面を見ないし、教えないです。教えてもらった事もないです。
「見てくれて良いよ。
もしも俺の身動きが取れない時に代わりに引き出してもらわないとダメかもだし。先が読めないから一応ね。」
状況が状況で、三浦さんが病気にならなきゃ絶対に教えてもらうことは無かったんだろうけど…
なんだか少し緊張したよね。
「スペアの鍵いる?」と言われた時より驚きました。
「番号知ってるの、りおなしかいないから、残高減った瞬間に速攻で容疑者決まるからな笑」
「見ないし、引き出さないよ!笑
万が一のもしもの時以外、絶対に触らないし何もしないって。」
「冗談だよ知ってる。
何か不便かけるかもだけど、もしもの時はよろしくな。パチンコ店のカードの暗証番号も一応お伝えしておくわ。笑」
※自分の出した玉やメダルを現金化せず、カードの中に預けておけるシステム
「貯メダルのやつ?笑
大丈夫だって、スロットにも行けなくなるような状況にはこの先絶対にならないから。」
「まぁね、俺もそう思ってる。笑」
「大丈夫。」
「分かってる。そう思ってるけど万が一のもしもの時の話。知ってても損は無いはずから一応覚えといて。」
「わかった。教えてもらったからには絶対に忘れない。責任をもって一生覚えとく笑」
私、三浦さんの年収も、貯金額も、聞いた事ないのに…まさかの暗証番号を先に知ることになるとは。
とは言え、知ったからと言って、無断で何かしたりとか絶対にしないですし、私が何かをしなければならないような万が一の事態なんて起きないと思っていますけど。
そして、私的に一番ビックリした事。
「それと、スマホの暗証番号も一応言っとく。」
いや、もう全情報言っちゃって大丈夫なの!? 本当に大丈夫ですか!?
自分に置き換えた時に、スマホ=ある種パンドラの箱だと思ってるから、スマホの暗証番号だけは本当に言えない、勘弁して…と思っちゃうんだけど
不審なことが何も無い証拠なんだろうなと。
携帯も勝手に触って何かするとか別にしないですが、
三浦さんって、
私が思ってるより私の事、信頼してくれてるのかな…
そして、私が思っている以上に、信頼して良い人なのかもな
と少し思いました。
と同時に、極めてずーっと平常運転に見えているけど、万が一の想定もしていたのか…と。
「大丈夫だよ!!!」
と改めて言うと、
「いや、俺さ。病気でどうこうなるとは思ってなくて。それは状況的にかぎりなく低いと思ってるんだけど。手術が結構怖いっていう!!!
手術後にそのまま意識が戻らない可能性を若干心配してる。笑」
そっちかーー。笑
「そうなったらもう医療ミスだよ。麻酔科医がしっかりと付いてるんだから大丈夫だって!」
何かあった時に頼っても良い人だと誰かに思ってもらえる事。全ての情報を何の迷いもなく自ら伝えてくれた事。こんな時に適切な表現ではないと思いますが、驚きと同時に嬉しさも少しあったのが本音。
とは言え、何回も書きますが、
私が勝手に三浦さんの個人情報にタッチしなければならない程の事態なんて、今もこの先もまず無いと思っていますけどね
三浦さんのスマホの中身も、預金残高もスロットの貯玉&貯メダル具合も、相変わらず特に知らない生活が続くと思っています。
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