Rちゃんに向井理を紹介してもらう事になったのだが…
「ひょっとすると、料亭みたいな所で、相手のご両親と、りおなのご両親も交えてお食事会、みたいな感じになるかもしれない」
いやーーー!!!
それは先に言ってほしかったぁぁぁぁーーーー!!!
私、親には婚活している事、バレたくないんだよーーー!!!
「本当にごめん!!!
そこまで本格的なのじゃないと思ってた
私、言うほど高学歴じゃないし、全然可愛くないし、親もパッパラパーみたいな感じだし…
そんなご立派なお家柄じゃないし!」
とにかくある事ない事いって、辞退を試みてみる。
「そうだよね。私もそこまで本格的じゃないと思ってた…
ちょっとお母さんに断ってもらうね、ごめんね!」
ㇹっ…
1時間後。
「ごめん!先方がかなり乗り気みたいで…
断れそうにないみたい…
りおな、一度、お母さんとかに相談してもらえないかなぁ?ごめんね…」
うそでしょ!!!!!
いや、そりゃ、私が悪いよ!!
受けたのはこの私だから!!
向井理には会いたいが、今回は、今回ばかりは本気で断りたい
でも…
友達のお母様のメンツはつぶせない…
「わかった」
こうして、婚活をしているとは微塵も思っていないだろう母に、相談することになりました
→続く。